出版社内容情報
白い鳥にさらわれた弟を連れもどすため、ひとりで森に向かうマーシャ。でも、森の奥にはこわい魔女・ババヤガーが。マーシャは弟に会えるの? 幻想的なロシア民話。
内容説明
白い鳥に弟をさらわれたマーシャ。さがしにいく途中で出会うのは、土でできたペチカ、赤い実をいっぱいつけたりんごの木、そしてミルクの小川。さあ、マーシャは弟を、つれもどすことができるでしょうか?ロシアに古くから伝わる昔話。5歳から。
著者等紹介
ブラートフ,ミハイル[ブラートフ,ミハイル]
1913年にロシアのモスクワ州で生まれる。新聞社、ラジオ局で働いた後、1935年からロシアや旧ソ連諸共和国の児童向きフォークロアの採集や研究、昔話の再話を始めた。昔話集や絵本など多くの著書を手がけている。1963年没
出久根育[デクネイク]
1969年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。『あめふらし』(グリム/作、パロル舎)で2003年第19回BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)のグランプリを受賞。2002年よりチェコ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリー
64
マーシャの勇気と、生命力を象徴するような出久根育さん独特の赤色が印象的でした。2021/09/12
クリママ
38
「涙をながしてもなんにもならないのです。じぶんのせいなのですから」 弟を探しに、マーシャは走る。絵も素敵。2017/02/12
sui
25
『森の魔女バーバ・ヤガー』とちょっと似ていて、ちょっと違う。絵がとっても雰囲気があって、次女は少し怖かったよう。バーバ・ヤガーがもっと出て来るパターンの方が怖くて好きかなー。だから少し物足りなかった。白い鳥は私の中で美しく優しいイメージなので。でも、弟を必死に守ったマーシャ、強かったね!2016/12/15
gtn
23
絶体絶命の必死さが、森羅万象を神にする。2020/10/16
そら
21
シンプルなロシアの民話。子供の頃、こういうの好きだった。懐かしい~♡。読み聞かせ候補に。2017/08/27