出版社内容情報
1945年の敗戦とともに満州(現、中国東北部)から日本まで、3人の子をかかえて引き揚げた、著者の魂の記録。
内容説明
一九四五年、終戦。そのときを満州(現中国東北部)でむかえた著者は、三人の子をかかえ、日本までのはるかな道のりを歩みだす。かつて百万人が体験した満州引き揚げをひとりの女性の目からえがいた戦後の大ベストセラー。新装版にて待望の復刊!中学以上向き。
目次
涙の丘(駅までの四キロ;わかれ ほか)
教会のある町(丘の下へ;墓場からきた男 ほか)
三十八度線をめざして(親書の秘密;赤土のどろの中をもがく ほか)
魔王の声(うらみをこめた小石;議政府に到着 ほか)
著者等紹介
藤原てい[フジワラテイ]
1918年、長野県に生まれる。県立諏訪高等女学校卒業後、中央気象台勤務の藤原寛人(新田次郎)氏と結婚、夫とともに満州に渡る。1946年、帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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