出版社内容情報
絵画・古美術品の収集家として著名な百万長者マルタンに、盗みの予告の手紙を送りつけたルパン。?スピーディな展開の傑作長編。 中学生から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokkun1002
26
ルパン3作目。1909年。解説によるとドラマを小説にしたもの。アルセーヌ・ロパン、ヘルロック・ショルムズ、ウィルソン、ゲルシャールと、アルセーヌ・ルパン、シャーロック・ホームズ、ワトソン、ガニマールの関係が興味深い。フランシス・ド・クロワセットと共作というのも知らなかった。しかしなんと言ってもこの作品はソニア・クリチノーフ、彼女に尽きる。楽しめました。時代設定1905年。31歳。《フランス》2013/08/14
kaizen@名古屋de朝活読書会
6
痛快ルパン活劇。 翻訳、解説 長島良三 解説によると、 刑事の名前は似た名前の人からの抗議で劇に限り変更したのを踏襲し、本作品でもガニマールではくゲルシャールになっているとのこと。 ルパンという名前も、ロパンという名前から変更したとのこと。 フランスらしい話題。 2013/02/28
ミカヅキカゲリ
6
シャルムラース公爵がいかにも洒脱で、ほんとうに好き。ソニアもいいし、この作品はルパンシリーズの中でも特に好き。シャルムラース公爵が煙草とかサルビアの花とか、証拠を残しすぎと思うけれど。2011/11/02
ミカヅキカゲリ
6
嗚呼、なんて面白いのだろう。公爵がシャルムラースの城館を発つ前に灯りをすべて燈してまわる件とか、愛らしくて堪らない。ソニアを逃がすところとかビクトワールの馬車をすり替えるところとか、最高。2011/10/29
ミカヅキカゲリ
5
この作品、ほんとうに好きだ。文句なく面白い。ソニアは可愛いし、シャルムラース公爵は機知に飛んで魅力的。ゲルシャールとの対決なんてわくわくしまくり。2012/05/13