出版社内容情報
白烏神社本殿の内陣に入った千里は、祭壇の刀掛けからご神刀を持ちかえった。ご神刀を星明石に近づけてあらわれた光によって、封じられていた記憶がよみがえった真行が語る、星司の母、ミズキの失踪にまつわるおどろくべき秘密。ミズキを捜しだす手がかりをつかんでも、なにも動こうとしないおとなたちを見かぎって、星司と千里は、二人だけで北へむかう。
内容説明
白烏神社本殿の内陣に入った千里は、祭壇の刀掛けからご神刀を持ちかえった。ご神刀を星明石に近づけてあらわれた光によって、封じられていた記憶がよみがえった真行が語る、星司の母、ミズキの失踪にまつわるおどろくべき秘密。手がかりをつかんでも動かないおとなたちを見かぎって、星司と千里は、二人だけで北へむかう。
著者等紹介
佐藤多佳子[サトウタカコ]
1962年東京都生まれ。1989年「サマータイム」でMOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で本屋大賞と吉川英治文学新人賞を、『聖夜』で小学館児童出版文化賞を、『明るい夜に出かけて』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itica(アイコン変えました)
68
実に6年も待たされたシリーズ6。とても児童書とは思えない緊迫した内容だった。冒険と呼ぶには危険すぎる星司と千里の秘密の旅は、小学生が体験するには余りにも無謀だった。失踪した星司の母について少しは分かったのに、なぜだか謎は深まるばかり。白烏神社の人たちはいつか、あの恐ろしい者たちと対峙する日が来るのだろうか。不安と希望の入り混じった想いを早く安堵に変えたいと願いながら、次を待つ。 2025/01/13
ゆみねこ
66
前作から6年、ほとんど内容を忘れていたがこれまでのストーリーがあったのですんなりと読み進めることが出来た。千里はご神刀を内陣から持ち帰り、その力で叔父真行の記憶が甦る。星司の母ミズキの失踪にまつわる秘密、手がかりをつかんでも動かない大人たち。千里と星司の秘密の旅の結末。これは早く続編を刊行してほしい!佐藤先生、よろしくお願いします😊2025/02/26
ままこ
60
装画の鶴田謙二さんの絵が素敵で登場人物たちはこのイメージのにぴったり。ふたごのスギとシイのことが少し明かされるがまだまだ謎が多い。ご神刀を無事持ち出すことができた千里。その真っ直ぐさが気持ちいい。子供たちの視点、大人たちの視点それぞれ感情移入できて面白い。星司の母ミズキの手がかりを知るために千里と星司のドキドキハラハラの大冒険。執念深い恐ろしい敵も現れる。次々と生まれる新たな謎。続きが気になるし今回も書いておくが、忘れないうちに本を出して欲しい。2025/02/07
さつき
59
驚きの新展開で続きが気になります。千里と星司の勇気には成長を喜びたい気持ちと共に、母心が込み上げて心配で心配で堪りませんでした。子ども達の熱い思いが大人達にも伝わって、これからどうなるのか⁈目が離せません。2025/01/05
Ikutan
58
前作を読んだのは、七年前。すっかり内容を忘れていたけれど、少しずつ思い出して、後半は一気に引き込まれました。超能力を身に着けた白烏神社の子ども神楽のメンバー。今回は、境内で彼らに遭遇し負傷したリサンダール星人と思われる青い目のふたごのお話から。そして今回は、星司の母親、ミズキの失踪にまつわる謎が真行によって少しずつ明かされ、星司と千里は思い切った行動を取ることに。どんどん逞しくなっていく二人にドキドキハラハラ。ミズキの失踪とリサンダール星人との繋がりが気になるところで続きは次回ですか。いやぁ早く読みたい。2025/03/13
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