軽装版偕成社ポッシュ<br> 風と行く者―守り人外伝

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軽装版偕成社ポッシュ
風と行く者―守り人外伝

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  • サイズ B6判/ページ数 445p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784037502003
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報



バルサは少女の頃、ジグロとともに護衛をしたサダン・タラム〈風の楽人〉と再会。今回も用心棒として雇われ、頭の命を守ることに。つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム〈風の楽人〉たちと再会、その危機を救ったことで、再び、旅の護衛を頼まれる。
シャタ〈流水琴〉を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム〈風の楽人〉の頭は、しかし、ある事情から、密かに狙われていたのだった。ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。
草原に響く〈風の楽人〉の歌に誘われて、バルサの心に過去と今とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。

序章 風の旅立ち  7

第一章 新たな旅へ  13
一、草市で  14
二、エオナ・ル・サリ  30
三、母の秘密  45
四、歌声の誘い  60
五、死闘  78

第二章 遠き日々  91
一、奇妙な隊商  92
二、マッハル沼の悲劇  102
三、護衛の条件  116
四、ジタンの夜明け  127
五、シャタ<流水琴>の伝説  159
六、恋歌  178
七、タカンの宿  190
八、火虫  206
九、護衛士のつとめ  231
十、命の値段  252
十一、ケミルの丘で  275
十二、アール家へ  289
十三、エウロカ・ターン<森の王の谷間>で  305

第三章 風の行方  313
一、母の胸飾り  314
二、襲撃  327
三、侍女のユリーマ  336
四、隠されていたこと  347
五、ユリーマの告白  358
六、脅迫の代価  365
七、エオナの言葉  375
八、夜明け  392
九、伯父と姪  407

終章 風が憩うところ  425

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
著・文・その他

佐竹美保[サタケミホ]
イラスト


内容説明

つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム“風の楽人”たちと再会、その危機を救ったことで、ふたたび、旅の護衛を頼まれる。シャタ“流水琴”を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム“風の楽人”の頭は、しかし、ある事情から、ひそかに狙われていたのだった。ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。草原に響く“風の楽人”の歌に誘われて、バルサの心に過去と現在とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
立教大学大学院博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリア先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学特任教授。著書に『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、アメリカ図書館協会バチェルダー賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(前2作とあわせ路傍の石文学賞)『神の守り人“来訪編”“帰還編”』(小学館児童出版文化賞)『蒼路の旅人』など12巻からなる代表作「守り人」シリーズは、内外から高い評価を得ている。そのほかの著書に『精霊の木』『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)『獣の奏者』『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)などがある。2002年に巌谷小波文芸賞、2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞

佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県に生まれる。「奇想天外」の仕事を皮切りに、SF、ファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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雪風のねこ@(=´ω`=)

125
若き日のジグロとバルサの旅を中心に描く。短編集であった流れ行くものに近い。今度は長編なので、唄も歌い格好良くてモテるジグロに焼餅を焼くバルサを、十二分に堪能できる。短槍だけではなく、スリリングな弓矢の射掛け合い(というより狙撃)も見所の一つでもある。別の人の視点で見ると今まで見えなかった事が見えるというバルサは、それこそジグロの視点から見ているのであり、体内にしっかりとジグロが生きている証なのである。それと対比するかのような物語のテーマが、今作の魅力である。2019/02/06

Mizhology

102
読書そのものが久しぶり。  バルサの世界観に戻るよりも、サダン・タラムそしてルミナの世界観に入るのは時間がかかり、脳がまだまだ働いてないなぁと思いつつも、徐々にぐいぐいと惹き込まれた。さすが上橋さん。あたたかい人と人の繋がりの世界へと連れて行ってくれた。懸命に生きる人達の世界へ。  バルサのジグロへの想い、ルミナの両親への想いが沁みた。後書を読み納得したけど、親を送った人がみな、こういう表現が出来る訳ではない。同時代に母国語で読めることに幸せを感じています。2019/08/18

ムーミン2号

90
懐かしい人に会えたような感覚。読み始めてすぐにそう感じたのは、数年前に夢中で全10巻を読んだからだろう。守り人外伝の3冊目にして大長編の本作は、今と20年前の物語が交差する構成も見事なら、シリーズではあまり語られなかったバルサを護り育てたジグロの物言わぬ大きな背中が描かれていて興味深い。扉を開くとその懐かしさもさることながら、一気に物語世界に引き込まれてしまうその力に乗って、あっという間にラストを迎えてしまった。2018/12/01

さつき

83
バルサとタンダのその後が気になっていたので、また二人に出会えて嬉しかったです。物語はジグロと旅をしていた16歳の頃のバルサに遡り、過去と現在の旅が入り混じります。過酷な運命を受け止め切れず、いつも歯ぎしりしているようなバルサを抱きしめたくなりました。そして、改めてジグロって何て良い男なんだろう!読めてよかったです。2019/01/17

papako

81
文庫化まで我慢するつもりだったのに、ゆきちんさんのレビューで読みたくなった!そして読んで良かった。とにかく胸が熱くなる。もちろん単体でも楽しめるけれど、シリーズ読み続けてきた私たちには、やはりご褒美のような1冊。まさかバルサとジグロに会えるとは。さらにバルサとタンダの温かさにも触れられて、最後は静かに涙があふれました。領主は恥も罪もかかえて生きていく。ルミナはその覚悟を持っているね。それでも夢を持てる素敵な女性になれる!本編では少し謎なロタ王国の内情も見え、また再読したい熱が。また会える日を楽しみに!2019/05/20

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