内容説明
港でぼくがとびのった、おかしな船。それは、天才科学者ローゼンベルク博士つくった最新式の潜水艇だった。政府に追われる博士、口をきかない大男人間のようなふるまいをする犬、黒ずくめで偽名を名のる男、そして小学生のぼく。ふぞろいな5人の乗組員をのせ、潜水艇“イーゲル号”がゆく、摩訶不思議な海洋アドベンチャー・第1弾。小学校高学年から。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞
コジマケン[コジマケン]
本名、小島賢。1964年、東京都生まれ。イラストレーター、マンガ家。1990年、第5回MOEコミック大賞のコミック賞を受賞し、マンガ家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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七月せら
11
謎の潜水艇に乗って、不思議な渦の向こう側へ。個性豊かな乗組員たちによる異世界冒険が面白い。カールの言う通り、1人で魚人達と出くわしたらとっとと逃げ出してしまいそうだけれど、博士たち一行となら魚人だろうと地底人だろうとどんな未知でもすんなり受け入れられそう。そして魚人達の親しみやすいこと。懸命にコミュニケーションを取ろうとするクフが可愛いです。2016/08/13
パズル
11
長男(8)お気に入り作品。偶然乗り合わせた潜水艦で、不思議な旅に出ます。ハンス・ハンスがカールのお父さんなのでは?と予想した長男は、早く4巻を出して欲しいとファンレターを書いていました。ちなみに、好きなキャラクターはラインゴルトらしいです。2015/05/19
サラサラココ
8
小2。カールが博士の潜水艇で行く不思議な冒険。自分もこの潜水艇に乗ってみたいとのこと。2020/10/09
鯖
8
大戦を控えたドイチュで、謎の潜水艦に偶然乗り込んだ日系の少年が織りなす冒険記。挿絵がまた可愛くて、魚人がサン○オのキャラで昔好きだった、ハンギョドンそっくりでな…。あっさりした冒険ではあるのですが、一巻完結読み切りで、面白いです。2015/10/10
absinthe@読み聞かせメーター
6
小5の娘。ひとりよみ。「パパ借りてきてくれてありがとう。本当に面白い。」 2021/06/18