精霊の木

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精霊の木

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784037441500
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

環境破壊で地球に住めなくなった人類は、さまざまな星へ移住した。少年ヤマノシンの住むナイラ星も人類が移り住んでから二百年をむかえようとしていた。ところが、シンの従妹リシアが突然、滅びたと伝えられるナイラ星の民「ロシュナール」の“時の夢見師”の力にめざめてしまう。『精霊の守り人』等「守り人シリーズ」の著者・上橋菜穂子のデビュー作。15年の時を経て装いもあらたな新装改訂版。

著者等紹介

上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
立教大学博士課程単位取得。専攻は文化人類学。オーストラリアの先住民族であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、現在川村学園女子大学助教授。文化人類学的視点をいかしたファンタジーを書く。著者に『月の森にカミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、サンケイ児童出版文化賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(路傍の石文学賞)『虚空の旅人』『神の守り人 来訪編・帰還編』(小学館児童出版文化賞)などがある。2002年巌谷小波文芸賞受賞

二木真希子[フタキマキコ]
愛知教育大学美術課程卒業後、テレコムアニメーションフィルムに入社。フリーを経て現在はスタジオジブリでアニメーションの原画を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

101
「千の月の巡り、万の月の巡り、新しき土地へ、橋をかけよ。精霊(リンガラー)よ導け、懐かしい父と母とを。幾度命がかわろうと、魂(トゥー)は命の流れと共に、永遠にめぐり、いつか出会う日を待っている。精霊よ導け、〈母たち〉がやってくる。遠い昔に別れた、愛しい子らの魂と、魂の伝えし〈精霊の木〉を求めて・・」上橋菜穗子さん『物語ること生きること』を読み、後れ馳せながらデビュー作へ。環境破壊で住めなくなった地球から様々な星へ移住した人類。そのひとつ、ナイラ星で滅びた先住民ロシュナール・黄昏の民の血を引く15歳の少女→2013/12/28

ころりんぱ

60
上橋さんが大学院生の時に書いたデビュー作ということで読んでみました。舞台は近未来、主人公は15歳の少年。守り人シリーズや鹿の王を読んだ後だと、描写や会話文も明らかにたどたどしいのですが、上橋さんの頭の中にある自然や人類に対する意識、世に放ちたい強いメッセージはギュウギュウに詰まっていて、ワールドの原点なんだなぁと感慨深かったです。こちら側にいると疎くなる科学や技術が自然や文化を壊していくことに対する危機感は、壊される側に立って想像すると一気に鮮明になります。2017/02/16

カピバラ

54
精霊の守り人の片鱗を見る作品。上橋さんの作品は獣の奏者からのスタートだったので、SFなのは逆に目新しかった。2015/10/21

kaizen@名古屋de朝活読書会

43
登場作で、十数年再版せずに絶版になっていたとのこと。 たしかに拝読すると、表現が若々しい。 思いが先に走っていて、読んでいて楽しい。 追いつけないところもあるが、何度か読むとそうなのかと思う。 精霊の木という幻想小説の要素に人造人間、環境調整局、歴史研究所、神経麻酔銃、空想科学小説の要素が。。。2011/05/06

BlueBerry

40
舞台は宇宙。守り人シリーズを彷彿とさせるものも結構ありました。まあまあ面白かったからこれはこれで成立していると思います。2013/12/13

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