出版社内容情報
世界中で問題となっている「気候変動」とは、どんな問題か、地球はなぜ温暖化しているのか、このままだとどうなってしまうのか、これからどうすればいいのか……。本書は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)『第6次評価報告書』による科学的な視点を交えて、イラストをつかってわかりやすく「気候変動」を解説しています。
「気候変動」は、本当の問題や被害が、わたしたちの目に見えにくいため、被害を受けた人以外はなかなか自分ごとと感じることができません。地球温暖化から、地球沸騰化の時代に突入した今、国や地域、企業はなにをすべきか、わたしたちひとりひとりはどのような行動が必要か、これからの社会のあり方を考えていく科学絵本です。
内容説明
経験したことのないほどの暑い夏、とつぜんのはげしいゲリラ豪雨、記録的な台風など、世界中で異常気象やそれによる災害がふえています。この本では、そうした異常気象や災害などをひきおこしかねない気候変動について、いったいなにがおきているのか、このままだと地球はどうなってしまうのか、そしてどうすればわたしたちの未来を守れるのかを、美しいイラストレーションをつかってわかりやすく解説します。わたしたち一人ひとりはどのような行動が必要か、国や地域、企業はなにをすべきかなど、これからの社会のあり方を考えていく科学絵本です。
目次
1 地球の気候を見てみよう(いま、世界の気象がおかしい;「天気」と「気候」どうちがう? ほか)
2 温暖化はなぜおこる?(熱をつかまえてもどす「温室効果」;温室効果ガスの「代表選手」二酸化炭素 ほか)
3 気候変動の影響は?(あまり出さなかった国の被害;海がふくらみ、海面が上がる ほか)
4 あたらしい社会を見すえて(排出をへらす「緩和」影響をへらす「適応」;「脱炭素社会」の街をみる ほか)
著者等紹介
森田香菜子[モリタカナコ]
慶應義塾大学経済学部准教授、国連大学サステイナビリティ高等研究所客員准教授。東京工業大学大学院博士課程修了。博士(学術)。国立環境研究所、慶應義塾大学、森林総合研究所などを経て現職。専門は国際関係論、環境政策。気候変動や生物多様性分野などに関する政策や資金メカニズムについて研究している。「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」の第6次評価報告書の主執筆者
ミヤタジロウ[ミヤタジロウ]
大阪府生まれ。イラストレーター。大学卒業後、広告代理店などを経てフリーランスとなる。雑誌や広告、CDジャケットや装画、教科書・学校教材や図鑑など様々な媒体で活動中。2015年、ASIAN CREATIVE AWARDS入賞
デュフォ恭子[デュフォキョウコ]
愛知県名古屋市生まれ、フランス・パリ在住。画家、イラストレーター。フランスの美術学校で学んだのち、アフリカのコートジボワールにて数年間暮らす。日本とアフリカの文化をおりまぜたイラストレーションを描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。