ハートビート

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784037267605
  • NDC分類 K931
  • Cコード C8397

内容説明

タッタッ、タッタッ、12歳のアニーが好きなのは走ることと、絵を描くこと。アニーのまわりでいろいろなことが変わりはじめた。お母さんのおなかの中には、赤ちゃんがいる。おじいちゃんは、日に日に忘れっぽくなっていく。幼なじみのマックスは、気分屋。アニーは自分をみつめながら、ひとつのりんごを100日間描きつづける。12歳の少女が見つめた生まれくる命と老いていく命の物語。小学校高学年から。

著者等紹介

クリーチ,シャロン[クリーチ,シャロン][Creech,Sharon]
1945年米国オハイオ州クリーヴランド生まれ。英国とスイスの高校で英語教師として働いた後、作家となる。1995年『めぐりめぐる月』(偕成社)でニューベリー賞、2002年『ルビーの谷』(早川書房)でカーネギー賞を受賞。両方の受賞は著者がはじめて

もきかずこ[モキカズコ]
1949年広島県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。翻訳家・作家

堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年東京都生まれ。東京芸術大学大学院修了。絵画作品による個展を中心に、東京・京都で活動している。本の挿絵・装画や絵本も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

土宮こぐま

4
走ること、絵を描くことが好きな女の子についての短い詩の連作みたいなお話し。女の子のまっすぐな目線での周りの見方が、こちらにもまっすぐ届くような物語でした。2011/05/13

aoko

3
走ることと、絵を描くこととが好きな12歳のアニーにある日宿題がでた。100日間ひとつのりんごの絵を描くというもの。100枚のりんごを描いていく日々に起こった出来事が、アニーのみずみずしい感性でつづられていく。命の奥深さがじんわりと心にひろがっていきました。2009/03/30

ぱせり

2
タッタ、タッタ、トクトク、トクトク、ワシャワシャ、ワシャワシャ、全部いのちの音。おまけですが、こんなにチャーミングな脚注たち、見たことないです♪2009/05/04

くもりーな

2
★★★★★!! もきさんの翻訳も素晴らしい。ますます今後の作品が楽しみ2009/04/10

遠い日

1
アニーは12歳。走ることと絵を描くことが好き。 アニーの見た世界が、飾り気なく、純粋な思いに満ち満ちて描かれる。走るリズムが、全編を貫く。 母のおなかで育まれる命の変化。 その対極のような、祖父の老いゆく命。 老いはすれど、自分の人生を果敢に生きた重みが好ましい。 100日間、ひとつのりんごを描き続けるという美術の宿題で アニーはりんごと対話し、自分と対話する。 変化するりんごと、本質の不変と。 アニーは「命」の連鎖の不思議と重みに気づく。 紛うかたなき命の物語。  2009/07/22

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