風に向かっての旅

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784037266905
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8397

内容説明

殺された兵士の死体、靴底にかくされたぶ厚い札たば。ベルントは森の中で、見てはならないものを見てしまった。第二次大戦が終わった直後、孤児になったベルントは、おばさんとウィーンへ逃れるとちゅう、オーストリア国境の小さな村で、いつくるともしれない列車を待っていた。混乱の中での異常な体験、恐怖―それはまた、少年にとって胸おどる冒険の日々でもあった。作者ヘルトリングの少年時代が投影する新作。中学生から。

著者等紹介

ヘルトリング,ペーター[ヘルトリング,ペーター][H¨artling,Peter]
1933年、北ドイツ生まれ。新聞社、出版社勤務中から、詩や小説を発表。1970年頃から子ども向けの作品を書きはじめる

上田真而子[ウエダマニコ]
広島生まれ。マールブルグ大学で宗教美術を学び、現在ドイツ児童文学の紹介に活躍。ヘルトリング、エンデ、リヒターなど多くの作家の本を翻訳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

航輝

5
図書館本 戦後のチェコからの避難民の少年の冒険物語 埃っぽい景色の描写が読みながら息苦しくさせる 不思議な存在のマイアーさん おばさんとの逃避行の中でのちょっとした滞在中の出来事 そんな中での冒険 2023/05/17

りうかん

1
終戦でヨーロッパ各国に散らばっていたドイツ人が、ドイツへの期間途中にひどい迫害を受けたというのは聞いたことがある。これは終戦時にチェコに住んでいた少年がウィーンへ向かう途中に出会ったある男の話。きちんと相手をしてくれたある男に、憧れに似た気持ちを抱く主人公だが、実のところ男は終戦直後の混乱期に胡散臭い商売に手を出している危険な男で・・・。2019/07/27

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