出版社内容情報
両親の離婚でおばあちゃんの家に住むことになったスー。女ばかりの家族は不自然とママのおむこさん探しを始める。 小学校高学年から
内容説明
パパとママが別居して、あたしたちは、おばあちゃんのところへ引越した。おばあちゃんに、大おばさん、おばさんに、ママに、姉さんに、あたし。ぜーんぶ女。やっぱり、家には男がいなくちゃね。で、あたしはママに、おむこさんをさがすことにしたの。ドイツのアンデルセン賞作家が、ユーモアたっぷりに描いた家族のドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
67
【児童書】両親の別居によって祖母をはじめてする女6人の生活になる。家の中に女ばかりだと問題が起こると考えた10歳のスー母親のお婿さん探してを企てるが…。この本で扱われているテーマは『権威』。父親の権威、母親の権威。権威は支配する事とは違うという事が物語を通じて語られている。972019/04/01
ヒラP@ehon.gohon
1
タイトルからして、意味深長なお話である。 喧嘩ばかりしている親が別居。 パパの元には飼い猫がのこり、二人姉妹はママと一緒におばあちゃんのところへ引っ越し。 女だけの葛藤だらけの生活に耐えきれない妹のスーは、なんとママに必要なのは新しい結婚相手だと、子どもだてらに大活躍。 ドタバタコメディにハラハラドキドキしたのですが、ミゴトなエンディング。 タイトルから予想した父親不在とは、正反対に父親の存在感、夫婦の素晴らしさ、家族のネットワーク、なんともミゴトに裏切られたファミリー劇場でした。 2012/07/11