偕成社の創作文学<br> 精霊の木

偕成社の創作文学
精霊の木

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784037207809
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

200年前、地球人が移住してきたナイラ星は、鉱物資源にめぐまれた星であった。住民たちは、この星にまえから住んでいた異星人ロシュナールについては、現在も急速に滅亡しつつあるということ以外、ほとんど、なにも知らされてはいなかった。中学生から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のりりん

9
上橋さんの最新作の”鹿の王”の後にデビュー作のこの作品を読んで思ったのは、人類の平和と共存が共通テーマなのかなということ。ロシュナールはインディアンで移民局の人がカウボウィのような気がしました。あとがきにもちょっと書いてありましたけど。ファンタジーとSFは紙一重だと思わせる作品でした。2014/11/17

ふくみみ

9
ついに上橋先生のデビュー作にも手を出してしまった。この作品は先生が学生?の頃に書かれたものだったのか。「隣のアボリジニ」の後にこの作品を読んだので、移民局などのモチーフが現実の歴史と重ね合わせて読めて、さらにこの作品がリンクとなって守り人や獣の奏者の組織や集団も現実のモデルはこれかなと思い至った。デビュー作でも作り込まれた設定に最初入りにくいと思ったのに過去の夢の謎からぐいぐい読ませる力量は変わらない。ただ、キャラのしゃべり方がジュヴナイル調で小野不由美先生のゴーストハントを思い起こしてしまった。2014/04/24

Natsumi

4
図書室

おませ

2
上橋先生の処女作品。SFとファンタジーの合間のような物語。環境破壊、先住民への攻撃で成り立った現代社会の様子、そして先住民の末路などを盛り込んでおり、作品の中にもあったけどアメリカのインディアンや北海道のアイヌのことを思い出した。この作品が上橋先生の原点なのかと思うとその後の作品にちゃんと繋がっていて凄いなぁとただただ尊敬。2018/10/24

6月うさぎ

2
まず、見返しの作者紹介に驚きました。いい時代だなぁ。相変わらずハラハラドキドキしっぱなし!シュウがマシカに言った自由や平等はあとから作り出すものという言葉が心に残りました。2014/09/22

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