出版社内容情報
少女ハイジがそのあたたかな心でまわりの人々を変えていきますーー。不朽の名作を原作の魅力を細やかに伝える、読みやすい新訳版!
内容説明
アルプスの山でおじいさんと暮らすことになった少女ハイジ。山の清々しい空気のもとで、ヤギたちやペーターとの楽しい日々をおくりますが、とつぜんの別れがやってきます。フランクフルトのお屋敷にひきとられたハイジの運命は…。小学上級以上向。
著者等紹介
若松宣子[ワカマツノリコ]
翻訳家。中央大学文学部博士課程修了。中央大学、白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kagetrasama-aoi(葵・橘)
44
子供の頃からのお気に入りの作品。色々な出版社で翻訳されているものを読みましたが、完訳版ということで。表紙絵と挿絵がとっても素敵です。ストーリーは熟知しているつもりでしたが、ハイジのフランクフルトでの生活の痛々しさに胸が詰りました。あと、ゼーゼマン家の御先祖さまが“市参事会員”だとありました。青池保子先生の中世のドイツ(辺り)を舞台にした漫画に市参事会員出てきました!ものすごーくお金持ちで権力もある地位だったみたい。クララのお嬢様ぶりに納得、イメージ出来ました。2022/04/16
ごへいもち
23
読友さん御紹介。こういう本は気楽でいいなぁ。完訳とのこと。特に違和感がないので既読の本も完訳に近かったのかも。うっかり低燃費少女なんか見てしまった。冒涜w。2015/07/16
T. みぃた
14
あまりにもアニメが有名で、原作は読んだことがなかったなぁと。。『図書館の主⑬』で紹介されていた。アニメのあの画と声に引きずられながら次へ。2017/03/17
しょうゆ
7
100分de名著で気になり読んでみた。アニメの方は全く観たことがないので、変な先入観がなく、新鮮な気持ちで読めたのは良かった。各エピソードからハイジが天使のような存在だというのがよくわかる。あとはおばあさまがとても素敵な存在。随所に出てくる自然の風景描写が美しくて、筆者の自然を切り取る力に感心してしまった。2019/07/31
ランドル
1
宗教観が分厚い原作。原作であれっと思うのはペーターのあ使い。あとおじいさんが受け入れられる経緯がハイジがいるからではなくおじいさんが信仰心をもったから。というのがはっきりわかる作品。お医者さんから見た作品もあっていいんじゃないかと思う2020/06/21