出版社内容情報
思春期の少年の日々をユーモラスな語り口で描く長編。産経児童出版文化賞JR賞受賞のこの作品を文庫化。今秋映画公開予定。
内容説明
ある日、俺はとつぜんおとなになった、らしい。なのに、いちど会っただけで好きになったナオちゃんの前だと、まるでガキ。手も足もでない。性の目ざめと、初恋の前で、とまどい、きりきりまいする少年の日々を描いた長編。産経児童出版文化賞JR賞受賞。小学上級から。
著者等紹介
ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年大阪府に生まれる。児童文学作家、テレビゲーム評論家。『お引越し』(椋鳩十児童文学賞受賞)など。『ごめん』で、産経児童出版文化賞JR賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
自称海外小説で誰が誰だかわからなくなる君
5
小6男子の第二次性徴と純情な初恋について描かれた小説。いろいろと痛々しい思いになる。それにしてもニャンコはええ子やな。いいやつや。チンチンが元気になっただけで皮が自動的に剥けるんは羨ましいな。2013/03/10
くもまる
2
10年ぶりの再読。この本がきっかけで御薗橋が好きになる。一歩間違うと大変下品なテーマなのにあえて小学生目線のストレートな表現で愛おしく感じてしまった。ナオコとの交流もほほえましいが、クラスメイトのキャラも生き生きしてリアル。ニャンコがすき。大人になった続編もあったらいいのに!2014/10/26
Yumikoit
1
小6の少年。精通を初めて迎えて、自分の体の成長と初恋に思い悩む。思春期にさしかかったらこっそり息子の本棚に並べときたい本だ。2008/09/08
momo
0
男の子の気持ちや、悩みが少し分かった気がした。
けむりの猿c((•ω•))ɔ
0
長い。つまらない。読みづらい。エピソード盛り込みすぎで無駄の多い文章に辟易した。 作者はニャンコを都合よく使いすぎ。こういうキャラクターは便利だが、物語を安っぽくしてしまう。性の知識はこれであってるの?チンチンが勃起するのは第二次性徴と関係無かったと思うけど... 【良かったところ】 345頁『ああいうものは大切にとっておかないで、ちゃんと処分してほしい』ちゃんとの使い方が自分勝手で面白い。 391頁『ボールペンをクルクルと塾まわしした』塾まわしという表現は初めて聞いたが、わりと好き(笑)2021/03/05
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