土着社会主義の水脈を求めて―労農派と宇野弘蔵

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  • サイズ A5判/ページ数 452p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784515356
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0030

内容説明

日本における社会主義思想の受容と夏目漱石、堺利彦、宮沢賢治、ウィリアム・モリス。土着社会主義の流れと、労農派から宇野理論の形成。労働力商品の止揚による共同体社会主義を展望する。

目次

第1部 労農派とその周辺(明治二十年代;明治三十年代;明治四十年代;大正時代)
第2部 労農派と宇野弘蔵(日本における社会主義の黎明;大正デモクラシーとロシア革命;ロシア革命と日本共産党の設立;労農派社会主義の透視図;賢治「羅須地人協会」が目指したもの;日本資本主義論争と労農派;労農派と宇野理論の三段階論;敗戦、占領下の社会主義政党の再建;冷戦体制と戦後日本の社会主義政党;ポスト冷戦体制と宇野理論;マルクス-モリスの社会主義と唯物史観)

著者等紹介

大内秀明[オオウチヒデアキ]
1932年東京生まれ。1955年東京大学経済学部卒業。1960年同大学院博士課程修了、経済学博士(東京大学)、明治学院大学経済学部講師。1962年東北大学講師、助教授、教授を経て、1993年東北科学技術短期大学学長、東北大学名誉教授。2004年仙台市青葉区作並に「賢治とモリスの館」を開設。2013年「仙台・羅須地人協会」を設立、代表をつとめる

平山昇[ヒラヤマノボル]
1949年東京生まれ。1972年明治学院大学文学部中退。1972年南天堂書房。1977年大学生協を経て、たつみ生協(現・パルシステム東京)に入協。1980年生協パルシステム関連会社を退社、SOHOダルマ舎設立、DTP小商い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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e.s.

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講座派=共産党批判としての土着コミューンへの回帰というしばしば散見されるパターンを本書も踏襲。コミューン論と宇野の繋がりがよく分からず。宮澤賢治労農派シンパ説というのは研究者レベルではどうなのだろうか?2015/07/13

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