出版社内容情報
謎のルーン文字を手がかりに地球の中心への冒険旅行に出かけることになった教授と助手のアクセルは……。ヴェルヌの傑作の完訳。 小学校高学年から
内容説明
謎のルーン文字を手がかりに地球の中心への冒険旅行に出かけることになったリデンブロック教授と助手のアクセル。途中、道案内のハンスもくわわり、三人は休火山の噴火口から地底へとむかう…。SF作家として名高いジュール・ヴェルヌの傑作の完訳。小学上級以上向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
90
おもしろかった〜〜!!先月ぐらいから体調崩してるので、パワーがあるものが読みたくて、幼少期に読んでおもしろかったヴェルヌを何十年ぶりかで再読。期待を裏切らない面白さです。大人になってから読んでもワクワク出来るなんて中々ない。しかし、いざ地底へ!と言われたら、閉所恐怖症の私は怖くて行けない…。2019/10/10
みかん🍊
77
謎の文字が書かれた羊皮紙を元に地底旅行へ出る教授と甥アクセル、地底へ行く迄にも旅が続き現代とは違い飛行機も無い時代困難な旅です。地質学鉱物学物理学科学などの知識と勇気の冒険旅行に引き込まれ、本当に地底世界が有るのでは有って欲しい。ただ地底に入り込むだけでなく思っていたより長い旅、学術的な説明、児童書と侮っていました、地図を見ながら一緒に旅しました。2015/02/08
ちえ
36
ヴェルヌは子供の頃「十五少年漂流記」に夢中になり「海底二万海里」も読んでいたが、冒険小説(「驚異の旅」と名付けられたシリーズとのこと)をこれほど書いていたとは知らなかった。160年前出版。科学が進み地底について多くのことが分かる今より未知への想像や憧れはこのころの方が強かっただろう。アクセルが迷子になった場面、最後に筏が上へ上へと押されていく場面はハラハラドキドキ。この本、子供向きの文庫だが完訳で、角川文庫で出ているものと内容は同じものらしい。本の中の挿絵は初版の挿絵が入っている。【ガーディアン1000】2023/08/08
Miki
19
個人的には『海底―』より面白かった。『海底―』同様、細かな学問的解説は出てくるけれども、それを上回ってこの物語を純粋に楽しい冒険ものにしているひとつの理由は、リデンブロック教授の楽天的な性格にあると思う。『海底―』も『地底―』も男3人の旅なんだけれど(『海底―』は「捕虜」という意味でネモ船長を除く3人)、落ち着きと分別のあるアロナックス教授より、前向きで苦境でもめげることを知らないリデンブロック教授の、子どものような一途な情熱にあきらめない心を教わった。アクセルの迷子シーン、最後の大噴火は一緒にドキドキ!2014/02/09
なぎさ
18
ベルヌ2冊目。