出版社内容情報
表題作ほか「ごんごろ鐘」 「最後の胡弓ひき」など,民芸的な美しさと親しみぶかさを感じさせる南吉の代表作10編を収録。 小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雛
8
今までこういうジャンルの本は手に取らなかったけど、久しぶりにごんぎつねを読んで他の作品も読みたくなった。短編のどれも面白かった。特におじいさんのランプは時代の移り変わりを感じて切ない。2015/11/18
べりょうすか
5
この前、新美南吉記念館へ行ってから気になって買ってみた。この本の話は教訓みたいな話が多い。けどなんとも言えない美しさがある。登場人物の心の動きが分かりやすい言葉で丁寧に書かれてるから。よかったのは表題作のおじいさんのランプ、最後の胡弓ひき、ごんごろ鐘。 2013/06/26
ひじり☆
4
一つ一つ面白かった!貧乏な少年の話は、あるきっかけで自分の貧乏という境涯をメタ認知してしまう話。そして、それを更にとらえ直し、自分の境涯を高めるのがすばらしい。牛をつないだつばきの木も好き。終わり方にジーンときた。2013/11/26
NN100
1
子どものころ教科書で「ごんぎつね」を読んで以来。こっけいな話、切ない話、怒りを覚える話。農村の中の貧しい人たちの物語は、これからも読み継がれてほしいと思う。2020/07/18