出版社内容情報
三百年前にうしなわれた都ギツネの宝をさがすために、夜叉丸おじさんと京都の町をかけまわることになったユイたちの大冒険!
内容説明
人間のパパとキツネのママの子ども、ユイ、タクミ、モエには、キツネ一族からうけついだ特別な力がある。ときどきやってきて、めんどうをもちこむキツネの親戚たちには、いつもこまらせられているのだが、今回は、いちばんのトラブルメーカー、夜叉丸おじさんといっしょに、京都で宝さがしをすることに。なぞがなぞをよぶ展開に、京都の町をかけまわるユイたち。夜叉丸おじさんは、都ギツネの宝にたどりつけるのか。小学校高学年から。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選ばれた
大庭賢哉[オオバケンヤ]
1970年神奈川県に生まれる。漫画家・イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
57
「イラストの大庭賢哉さんに京都取材をお願いした」ということは、富安さんは取材に行かずにこれを書いたってことなんだね?ダメじゃん。そういうことは最初に言ってくれなきゃ。せっかく「とても面白かった」と書こうと思ったのに味噌つけられた感じ。2015/07/18
ミーコ
48
今回は京都が舞台❢ 余計に興味津々で読ませて頂きました。以外にも?おじさんが活躍❢ 小狐丸も可愛い、く楽しく読めました。恋のお話も良かったです。このシリーズ 全て読んでみたく思います。2016/10/21
anne@灯れ松明の火
27
『シノダ!』シリーズ第8弾。大好きな富安さんの作品の中でも一番好きなシリーズ。図書館新刊チェックで予約。相変わらずのトラブルメーカー・夜叉丸おじさんのせいで、子どもたち3人はいきなり京都へ。でも、今回のおじさんは知識やひらめきがある一面も紹介されて、ちょっと感心。モエがさらわれたり、怪しい集団に襲われたり、ドキドキハラハラの場面も……! 3人それぞれの不思議な能力に活躍の場が与えられているのもいい。ユイたちが歩いた(走った?(笑))道をたどる旅、いつかしてみたいなあ。2014/11/27
プル
23
今回、3人の力が存分に活かされ、そして夜叉丸おじさんのトレジャーハンター的な面も見れて楽しかった♪ 前作よりもっと、タクミ君が夜叉丸おじさんにどんどん似ていく気がします…。気を付けなくてはいけない場所で不用意な会話をしようとする堪え性のないところとか。読んでいる時期に、丁度、京都旅行と重なり、今前とは違う京都への目線となりました。京都には狐に関わる話しが多いのだけれども、キツネが多かった地区だったのかしら?2019/08/18
深青
22
シノダシリーズ8作目!今回の舞台は京都。おじさんに巻き込まれて京都で宝探しをすることに。宝の謎を追うとそこには切ない物語が隠されていて…。おじさん、大活躍でした。いつも結構情けない姿をみてたもんだから、見直しました!(笑)夜叉丸おじさん、かっこ良かったよーd(*´ω`*)2015/07/04