出版社内容情報
わんぱくだった少年時代、運動に明け暮れた学生時代、事故で手足の自由を失いながらも、詩画を描くようになるまでを綴った手記。 小学校中学年から一般むき
内容説明
星野富弘は器械体操のすきなスポーツマンでしたが、中学教師になって間もなく、不慮の事故で手足の自由を失いました。しかし闘病生活の中で、生命の尊さを学び、わずかに動く口に筆をくわえて、一筆一筆、詩や絵をかきはじめたのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
30
発刊当初すぐに手にとって感動したときの思いを再び味わおうと図書館で借りて読みました。「さくら」を見て読んだときの感動がよみがえりました。2021/05/29
かおりんご
29
児童書。遠い昔に読んだことがあったけれど、今読むとやはり捉え方が異なる。「不自由と不幸は、むすびつきやすい性質をもっていますが、まったく、べつものだったのです」不自由なことが、けっして不幸ではない。障害があるのを不幸だと決めつける己の心が貧しいだけ。なんとも、心に響く言葉です。10000冊目として、久々に読めたことも、何かの縁。渡辺和子さんの「置かれたところで咲きなさい」ではないけれど、自分ができることを自分なりに楽しみながら全うしたいと思う。パラリンピックも楽しみだ。2021/08/03
tara
14
20年ぶりの再読。星野富弘さんが怪我をしてから退院し結婚するまでが綴られている。ここに至るまでの苦悩は凄まじいものだったと思うが、子ども向けに書かれているので語り口は優しく爽やかでもある。2016/04/12
和草(にこぐさ)
13
星野さんの心の強さを感じました。ここまで至るには、並大抵ではないと思います。花に気持ちを込めて愛でる星野さん。素敵です。2015/02/03
しおり
12
実家に飾ってある富弘美術館のカレンダーから知った星野富弘さん。身体不随の怪我という現実を乗り越えたお話に勇気を貰えます。素朴にして心に残る花々の絵と富弘さんの言葉は深いです。2016/06/06