内容説明
町の中にきれいな水がわき出るふしぎな泉があると知り、さっそく出かけたカメラマンのタケシン。しかし、そこにあったのはどこにでもありそうなふつうの池。でも、念のためにもぐってみると…水はどこまでも青くすみわたり、魚たちの楽園になっていた。この水はどこから?調べていくと、話は「火山」にはじまり、「大地の運動やつくりの変化」「水蒸気やきり」、そして「植物の光合成」「動物の呼吸」「二酸化炭素や酸素」にまで広がる。小学校中学年から。
著者等紹介
武田晋一[タケダシンイチ]
1968年、福岡県生まれ。福岡県直方市在住。山口大学と山口大学大学院で生き物のことを学んだ後、生き物の写真家としてスタート
ボコヤマクリタ[ボコヤマクリタ]
1970年、兵庫県生まれ。イラストを中心に、企画を立てたり、絵や文を書いたり、まとめたりという、本を作る仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラサラココ
5
小2こどもと。阿蘇山と関係する泉の写真。泉の水温は一年中20度くらいらしい。2021/03/25
遠い日
5
湧き水の泉がある町。人々の暮らしにも深く関わり、生きものも多い。水は澄み、水温は年間を通して一定だ。この泉の水や成り立ちを調べて行くうちに、どんどん世界が広がっていく不思議。火山、地球というところまで考察が広がるおもしろさ。普段の生活が、そんなところと繋がる楽しさ。写真が豊富で、解説もわかりやすい「水と地球の研究ノート」のシリーズ、第1巻。2014/09/26
ワタナベ読書愛
1
2011年刊行。九州に存在する地下水が湧き出てできた湖を取材。火山活動や地下のしくみをわかりやすくイラストで解説。地下から水が湧き出ている泉の特徴がよくわかる。年中、水温が一定なので、水草も年中生えているし、人も年中泳ぎに来るという。綺麗な水のお陰で、透明度が高く、いろんな魚も住んでいる。山奥ではなく人が住んでいるすぐそばに、こんな素敵な泉があるなんて、この世界は面白すぎる。地球ではいろんなものが循環していて、お互いが持ちつ持たれつで一緒に生きていることも分かる。その辺にゴミを捨てたらイカン!と素直に思う2024/03/09
マエバ
0
(B)町の中に美しい泉がある。その一点だけで、きっとこの町は素晴らしい町なんだろうと思えます。こんこんと湧き出る清水を見ながら生活するって、気持ちよさそうです。2012/06/15
ごん
0
九州のある町にある泉。山中湖の近くの忍野八海に行ったときは、近所の子とか誰も遊んでなかったけど、ここの泉は本当に地域のみんなの生活の中にある感じでいいなぁ。湧き水の豊かな町、うらやましい!2022/10/18