絵本の深層心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582746112
  • NDC分類 019.5
  • Cコード C0011

内容説明

絵本は、大人が読んで面白いと感じなければ子どもに面白く読んでやるのは難しい。本書は、長くまた広く読まれてきた内外のロングセラー絵本26冊を選び、心理分析を試みた。

目次

第1章 不安の深層
第2章 異界へ行って帰って来る
第3章 おもちゃの役割「子どもの思いを引き受ける」
第4章 働くということ
第5章 心のブランコ
第6章 生き方
第7章 育ち
終章 結論

著者等紹介

矢吹省司[ヤブキショウジ]
1943(昭和18)年、福島県生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)心理学科卒業、同大学院博士課程中退。現在、国学院大学教授。教育学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SKH

8
温故知新。26作品を心理学的に解析2013/10/18

たき

3
『かいじゅうたちのいるところ』『てぶくろ』『ぐりとぐら』『はらぺこあおむし』などよく親しまれた(実際読んだことがあるのは半数程でした)26の絵本をざっくりと心理分析している本書。そういう考え方が出来るのね、と納得したり、ちょっと無理やりなのでは…?と思ってみたり。しかし、心理学というフィルターを通して絵本を読むという一つの選択肢としては大変面白いと思います。2014/01/07

つくし

2
心理学的観点から絵本を解釈する本。ひよこがいろんな動物たちの鳴き声に変化していく絵本を様々な生き方の実践として見る話がお気に入りです。知っているつもりの絵本も「そんな場面があったっけ」というような点こそ解読のヒントになっていたりして、発見を楽しめました。2023/01/29

こけっこ

1
深層心理は興味深いけれど、何もかもに意味づけをしてしまうなら、この世に実際がなくなってしまいそうで、こわいです。うーん。2011/01/25

amamori

0
幼児だって人生の土台となる心の強さを身につけるべく空想思考のなかで奮闘している。心の強さとは エリクソンのいう 基本的信頼、自律性、自発性 であり アイデンテティの基礎。そのようなテーマを持った絵本が 幼児の大好きな絵本なのだという。子供の心を潜ませている大人が小説やドラマなどに求めている 生きるに必要な幻想も 基本的に同じなのだろうな。紹介されている絵本を読んでからまた読み直したい。2010/12/15

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