出版社内容情報
勇平の拾った小さな祠(ほこら)は、まるで魔法のランプのように願い事をかなえてくれますが、引き替えにいやなこともおこってしまう。 小学校高学年から
内容説明
「ほこらだよ。神さまの家。ほら、神社のすみっこにも、お稲荷さんがたっているだろ。」学校の勉強はそうでもないのに、数馬は、こういうふしぎなことをよく知っている。かけっこだってそうだ。運動会でははやくないのに、リキ入れて走るとすごくはやい。準一もかわった才能の持ちぬしで、いつも学校の道具を全部持ち歩いて大荷物。万事手をぬかないから、なんでもすこしおくれる。ぼくたち三人がみつけた「ほこら」。数馬のいうとおり、神さまが住んでいるみたいで、願いごとをすると、かなうんだけど、どうも、それだけじゃすまないみたいだ…。小さな「ほこら」をめぐる三人の小学5年生のファンキーファンタジー。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京都に生まれる。和光大学人文学部文学科卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞を受賞
小松良佳[コマツヨシカ]
1977年埼玉県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。在学中は、漫画研究会に所属。第2回「創作キャラコン学生大賞」ほのぼのキャラ大賞受賞
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