きつねの橋〈巻の3〉玉の小箱

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きつねの橋〈巻の3〉玉の小箱

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035405900
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

産経児童出版文化賞・JR賞を受賞したシリーズの最新刊!

ときは平安時代、京の都。
郎等の貞道は、上京してきた遠助という男と知り合う。遠助はある橋のたもとで女から小箱を預かり、京の届け先に行くという。小箱はけっして開けてはならないといわれていたが、二人はひょんなことから中を見てしまう。そこには光を放つ玉が入っていた。
一方、貞道と不思議な縁でたすけあうようになった白きつね葉月は、妹のように思う姫宮に仕えていた。しかし厳しく姫を教育する年かさの女房、中務の君がやってきたため、何かと対抗心を燃やすようになる。
やがて、姫宮の屋敷で働くことになった遠助は玉に魅入られたようになり、玉の影響のせいか、葉月もまた思わぬ力を振るってしまう。
貞道は、なんとか玉の小箱を正しき届け先に渡そうとするのだが。
あやかしと人のかかわりを描く平安朝ファンタジー第3弾。

内容説明

ときは平安時代、京の都。主人公・平貞道は、上京してきた遠助という男と知りあう。遠助は、けっして開けてはならない小箱をあずかっていたが、ひょんなことから、ふたりは中を見てしまう。一方、ふしぎな縁で貞道とたすけあう白きつねの葉月にも、異変がおこる。貞道は、なんとか小箱をただしき相手にわたそうとするが…。あやかしと人のかかわりをえがく、平安朝ファンタジー第三弾。

著者等紹介

久保田香里[クボタカオリ]
長野県在住。第3回ジュニア冒険小説大賞受賞作品である『青き竜の伝説』は岩崎書店より刊行。『氷石』で第38回児童文芸新人賞受賞。『きつねの橋』で第67回産経児童出版文化賞・JR賞受賞

佐竹美保[サタケミホ]
富山県生まれ。SF・ファンタジーの分野で多くの表紙、さし絵を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぶち

83
実在した武人や陰陽師らが登場する、平安絵巻ファンタジーの第3巻。源頼光、貞道、季武、賀茂保憲などの実在した人物の振舞いが平安の世の暮らしや雰囲気を感じさせて、この物語にしっとりとした落ち着きと深みをもたらしてくれています。佐竹美保さんの挿絵は私を平安の世にタイムスリップさせてくれます。葉月も成長しましたが、それに伴い駆引きのようなものまでも身に付けてしまうのではないかと心配しました。最後の大払いの夜、蛍を呼んで皆を楽しませる葉月の様子が彼女の良心の姿のように見えて、これが本性だと心から安堵を覚えました。2024/09/26

nico🐬波待ち中

58
貞道も葉月も大人になったな、と感心したシリーズ第3弾。互いの気持ちも何も言わなくとも以心伝心。特に貞道の方に余裕があって安心して読んでいられた。妖かしがはびこる平安の京を舞台に、今回は決して開けてはならない小箱を巡る物語。昔も今も開けてはだめと言われると、つい開けたくなるのが人間の性。意志の弱い人間たちは妖かしにまんまと操られてしまう。妖かしと人間が共存するように摩訶不思議なことが当たり前に起こる京の都。妖かしに操られたり襲われるのは嫌だけれど、貞道と葉月のように互いを思いやる優しい関係はとても羨ましい。2024/09/15

よこたん

39
“京には、人の力のおよばぬ場所がある。人が問うことのできぬ鬼がいる。長くおそれられ、いつしかうごかせない神となる。それはこの地にあるべくしてある。人が手をつけてはならぬものだ。” 開けてはいけない、見てはいけないと言われるほどに、見たくなる。そして我が物にしたくなる。人の心は弱いものだ。けれど、消えることなく優しい人の想いを知るよすがともなる。きつねの妖かし葉月と、のちに頼光四天王と呼ばれる若武者貞道の物語、シリーズ第3弾。佐竹美保さんの絵が素晴らしく合っていて、うっとりする。貞道こんなに男前でいいのか。2024/09/07

anne@灯れ松明の火

16
「きつねの橋」シリーズ3。新着チェックで予約。平安朝を舞台にしたファンタジーだが、歴史上の人物も登場するので、リアルに感じられる。貞道が出会った遠助は、開けてはいけないと言われて小箱を預かった。ひょんなことから中を見ると、まぶしく光る玉! これはあやかしがらみ? きつね、鬼などのあやかしにも想いはある。初めから悪いものではなかったはず。心から姫のためを想う葉月を、貞道もいつしか応援したくなっている。読者も同じ気持ちだ。新人物・中務の君は、やっぱり! 佐竹美保さんの美しい絵も楽しめる、大好きなシリーズ。2024/08/24

izw

7
「きつねの橋」シリーズ巻の三。きつねの葉月が仕える斎院の姫君が、小さな女の子から成長するにつれ、貴族としての教養も身につける必要が出てくる。橋のあやかしから一人の男が受け取った玉の入った小箱をめぐる事件。鬼やあやかしが跋扈する平安時代の京では、怪しげなことがいろいろ起こると自然に思えてしまうような筆致である。2024/11/22

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