出版社内容情報
迫り来るサクラワカバ島の危機。島の住民レオンたちとともに島を守ろうとするシュンは、仲間を信じることの大切さに気づく。
岡田 淳[オカダジュン]
内容説明
桜若葉小学校の六年生シュンは白いネコを助けたあと、プラタナスのむこうの世界「サクラワカバ島」にまよいこむ。サクラワカバ島では思いもよらぬ冒険が待っていた!ふしぎな少女エリとであうジュン。長編ファンタジー。小学校中学年から。
著者等紹介
岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間から斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり台の下で』(サンケイ児童出版文化賞)『扉のむこうの物語』(赤い鳥文学賞)「こそあどの森」シリーズ(野間児童文芸賞)『びりっかすの神さま』(路傍の石幼少年文学賞)『願いのかなうまがり角』(産経児童出版文化賞フジテレビ賞)等受賞作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
64
やっぱりそうだったか。カメレオンのレオンだと思ったら案の定レオンだった。アミとかトモローもそっちから引き続き登場なんだろか?白井・岸・三谷の3人は存在意義不明。2018/05/29
ひめか*
52
小学校のいろんな場所が別世界に繋がっている。岡田さんの世界としてはあの頃と全く同じはずなのに、小学生の頃の方がもっと引き込まれたし続きを貪るように読む楽しさがあった。同い年の主人公と同じ目線で冒険したあの頃とは違い、頑張る子供たちを客観的に見守るような感じで感覚が違う。大人になってしまったんだと実感させられ、なんだか悲しくなった。始めの方は引き込まれた。初めて向こうの世界に足を踏み入れる時はワクワクした。長編で大作といえるが、他作品と比べて入り込みにくい感じがした。10年前の私が読んだらどう感じるだろう。2017/09/02
夏紀
21
シュンがむこうの世界に迷い込み思わぬ冒険をするお話です。カメレオンのレオンに登場するキャラクターが登場しています。(わたしまだよんでなかったーーー)むこうの世界に行ってしまうというのは「選ばなかった冒険」も「扉のむこうの物語」もそうですが、今回はその2冊に比べて楽しい行き来だったかな。ファンタジー性が強いから楽しみながら読めました。扉と冒険は結構ハードな冒険だと思う笑そしてそして!地図!!こちらもオススメポイント!物語にでてくる島と学校の地図。みてるだけで楽しい☺︎☺︎☺︎2016/12/23
らち(絵本用)
10
岡田淳の新刊!久しぶりの長編冒険な気がする。カメレオンのレオンや夜の小学校とリンクしたお話。舞台は桜若葉小学校……と繋がっている、レオン達が住む向こうの世界。このシリーズも長く続くといいなあ。こそあどの森シリーズが次で最終巻なのさびしい。2017/01/06
マツユキ
8
小6のシュンは、猫を助けた事から、小学校に繋がるもう一つの世界に行けるようになる。親しくなったエリと、不思議なキノコを見に行くと…。まさかの…。世界の危機に立ち向かう少年少女と、大人たち。それぞれの性格か、ハラハラドキドキというよりは、立ち止まり立ち止まり、考えさせられる?最後は、切なかったな。レオンは他の作品にも登場するようなので、読んでみたいです。シュンがもとの世界でも楽しく暮らせますように。 2018/11/01




