出版社内容情報
カメくんとイモリくんは、川のそばに住むお隣どうしでした。ねぼうで食いしん坊、のんびりやのカメくんと、ちょこちょこ行動的なちょっとアーティスト系のイモリくんは、とても仲良しでした。あるとき大雨でイモリくんは家が流されてしまい、川下に引っ越していきました。夏が始まるころ、イモリくんがカメくんのうちに遊びにきました。しばらくぶりに以前と同じように、いっしょに過ごす楽しい日々。カメくんの住む「さわ」の仲間たちとのふれあいや、山奥の川底深くでみんなを見守るオオサンショウウオのおじいさんのところに遊びに行ったりと。でもイモリくんが帰る日がやってきます。また会う日を約束して、ふたりがしたことは? なんでもない日々のたいせつさをじわじわと感じる10のエピソードを収録。生き生きした「さわ」のようすが、たくさんの挿絵からも伝わってきます。著者デビュー作。
内容説明
カメくんとイモリくんは「さわ」にすむ、なかよしのおとなりさんでした。でも、ある日、とつぜんの大雨で、イモリくんの家はまるごと流され、流れついた遠くの“ひきがえる池”に、引っ越していってしまいました。そんなイモリくんが、一年たって、カメくんに会いにきたのです!お気に入りの石の上での小雨ぼっこ、川できれいな石を見つけるたからさがし、“水のうまれるところ”にすむ、オオサンショウウオのおじいさんをたずねたり…去年と同じことができるうれしさいっぱいの、カメくんとイモリくん。小学校中学年から。
著者等紹介
いけだけい[イケダケイ]
1962年、滋賀県に生まれる。元保育士。神戸市の社会福祉法人太陽の会、太陽の子保育園にて開園から勤めた後、滋賀県内の公私立保育園で働く。京都のインターナショナルアカデミー絵本教室(現在は閉校)及び、etoteえほん教室で創作を学ぶ。第32回日産童話と絵本のグランプリ、童話の部優秀賞受賞。『カメくんとイモリくん 小雨ぼっこ』はその作品に加筆して童話集としてまとめたもので、デビュー作となる。現在は絵を描きつつ、物語の世界に挑戦することに力を注いでいる
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、愛知県に生まれる。絵本『だれのじてんしゃ』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。『オー・スッパ』(講談社)で日本絵本賞を、『ふたりのナマケモノ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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