出版社内容情報
表題作ほか五つの物語を収録。どのお話の主人公も、仲間とちがっていても、自分なりに生きていく方法を考えつくまでをユーモラスにえがきます。 小学校低学年から
内容説明
この本には、どうぶつたちの5つの話がはいっています。どのどうぶつたちも、なかまとはすこしちがっていて、そのために、かなしい思いをしたりもします。でも、いろいろなアイデアに努力と勇気をプラスして、さいごには、みんな自分たちらしい生き方をみつけます。みなさんは、どのどうぶつの生き方がすきですか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
手にした本が偶然トラでした。今年初のトラにまつわる本読みでした。仲間とは違い少し変わった動物たちの短編集。仲間と違っても自分らしく生きるのは大切だなぁ。2022/01/09
魚京童!
16
絵が好き。2019/07/25
おはなし会 芽ぶっく
15
短編5話。そのおはなしも仲間とは少し違っていて、そのために悲しい思い、寂しい思いをしたりします。けれど自分らしさをもって生きていく、人間にもあてはまることがあり、自分を見つめるいい機会になっています。『 つのがないバイソン / しっぽのみじかいマングース / 足のあるヘビ / 八本足のイカと十本足のタコ / しまのないトラ』2021/04/04
takaC
13
第五話「しまのないトラ」が教訓full。2011/03/30
あんみつ
9
え?みにくいあひるの子?と思ったら、さすが斉藤洋さん。続くお話はいろんなパターンがありました。ヘビの話が1番好き。あとの話はハッピーエンドかどうかと言われればそうだけど、うーん、現実ってそうだよね。多数派と違うっていうのはそれが優れたものでも、努力して手に入れたものでも孤独を伴うことがしばしばなのかな。でも人と違うことを卑下したり悲しんだりする必要はない、自分を信じて生きればいいんだよ、と背中を押してくれるお話。2013/06/25