降伏の時―元釜石捕虜収容所長から孫への遺言1945・8・15~2022・4・28

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降伏の時―元釜石捕虜収容所長から孫への遺言1945・8・15~2022・4・28

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784872014303
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

内容説明

元釜石捕虜収容所長の稲木誠が克明な手記で伝える終戦1カ月。戦後、オランダ人元捕虜との文通が孫に遺したメッセージとは―。国境を越えた「戦争の記憶」。

目次

第1部 1945年 降伏の時(八月十五日―夢ではない。天皇が国民に終戦を訴えているのだった;光の世界―戦争は終わった。もうすぐに帰れるよ;世界の変転―軍服姿は無視されるか、軽蔑の目が向けられる ほか)
第2部 1975年 フックさんからの手紙(連載第1回―昭和59年9月15日号掲載;連載第2回―昭和59年9月22日号掲載;連載第3回―昭和59年9月29日号掲載 ほか)
第3部 2015年 遠い記憶の先に終止符を探して(捕虜たちが見た地獄;波乱含みで始まった取材;元捕虜が語る70年の物語 ほか)
第4部 2022年 過去から未来へ

著者等紹介

稲木誠[イナキマコト]
1916年栃木県宇都宮市生まれ。1941年広島文理科大学卒。1944年4月~1945年8月陸軍少尉として岩手県釜石市の連合軍捕虜収容所長。1945年11月~1951年4月まで巣鴨プリズンに拘置される。1952年~1973年時事通信社勤務。1988年に71歳で死去

小暮聡子[コグレサトコ]
1981年栃木県宇都宮市生まれ。『ニューズウィーク日本版』(株・CCCメディアハウス)記者/編集者。2004年立教大学法学部政治学科卒、2007年英サセックス大学大学院にて「現代の戦争と平和学」修士号を取得。2007年に入社、2012年~2018年の米ニューヨーク支局勤務を経て東京本社に帰任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Roko

31
終戦の日から捕虜引揚げまでの1カ月間、稲木さんは兵士たちのこと、そして自分の気持ちを克明に記録していました。兵士たちが乗った引揚げ船を見送った時、どんな気持ちでいたのでしょうか。終戦から30年たった1975年、元捕虜だったオランダ人の「フックさん」から釜石市長に届いた手紙にはこう書かれていました。「私は戦争中に俘虜として釜石にいたものですが、釜石での取り扱いは良く、市民にも親切にしてもらいました。」この言葉から、2人の文通が始まりました。#NetGalleyJP2022/04/28

雪だるま

13
 元釜石捕虜収容所の所長であった小暮氏による手記とその孫娘である筆者によるその後のルポ。捕虜収容所と聞くだけで虐待や過酷な環境を思い浮かべてしまうが、小暮氏は厳しい状況の中できる限り人道的な行動を心がけていた様子が伺える。管理する側から一転、戦犯としてプリズンに拘束されるという経験もされているが、様々な経験や思いを後世に遺そうと懸命に文章を綴られたのだろう。体験した人たちが言う「戦争は地獄」これを未来を含め全ての人に知って欲しいと言うのが彼らの思いだろう。改めて戦争の無い世界になって欲しいと切に思った。2023/05/27

たなべそら

8
第二次世界大戦中、岩手県釜石市俘虜収容所所長だった稲木誠さん。俘虜であってもできる限り健康的で人間らしい生活を送れるよう懸命に努力していた様子が、ひしひしと伝わってくる。戦後始まった元俘虜との交流。そして、孫に引き継がれたバトン。収容所でのことだけでなく、戦後の世界情勢や、小暮さんの取材により元俘虜の方々のその後の様子も描かれ、とても興味深い内容だった。元俘虜の方の言葉にもあったが、戦争は地獄以外の何物でもない。ウクライナでの戦争が続いている今、多くの方々に読んでほしい一冊。2022/08/07

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