出版社内容情報
雪の野原にいる猫は、子どもたちが呼んでも近づきません・・・。猫と子どもたちのほのぼのとした心の交流を描いた、味わい深い絵本。 6才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
131
野生の猫と子供たちの交流が冬と雪という媒介を通して描かれています。表紙はカラフルなのですが中身は単色の鉛筆画のような感じすが、何か温かさを与えてくれるきがします。このような本を小さい時から読んでもらっていれば捨て猫は少なくなるのかもしれません?2016/03/31
ふう
89
表紙はカラーですが、中の絵はモノクロです。そのせいか、雪景色がとても静かで、子どもたちの遊ぶ姿もこねこのたたずまいも静かです。そして、子どもたちを見ているこねこの後姿や、窓から外を見ている目がとてもかわいい…。こねこと仲良くなるためにはどうしたらいいか、子どもたちにやさしく教えてくれる教科書のようです。追っかけないで。大きな声を出さないで。ゆっくりゆっくり仲良くなって。こねこも仲良くなりたいはずだからと。ふゆねこさん、暖かいおうちができてよかったね。2018/08/24
ままこ
79
初めて冬を迎える夏生まれのふゆねこさん。冬ってどういうものだろう…。ねこと子ども達の距離が自然と縮まっていく様子が微笑ましい。冬におすすめの心温まる絵本。2018/11/20
p.ntsk
66
【猫本を読もう 読書会】夏に野原で生まれたノラネコが初めて冬を迎え家ネコになるお話。雪や寒さを経験し次第に冬を理解していくネコ。子どもたちが少しずつ距離感を縮めていくのが自然な感じでよかったです。きっと幸せな家ネコになるんだろうなと思わせてくれる温かい作品でした。 2019/02/23
はる
61
温かな物語。子猫も子供たちも愛らしいですね。作者の優しい眼差しが感じられます。かすれた細い線、色もほとんど無い風景が寒々しくて、いかにも冬らしい。窓から雪景色を眺める猫の表情が、最初と最後では全然違うのがいいな!ほっこり。2022/03/11