出版社内容情報
ひとりの男の子が、お気に入りの書店さんにやってきました。
なぜお気に入りかって? もちろん! この本屋さんには子どもの本がたくさんおいてあるからです。男の子は、いつものようにウキウキしながら児童書売り場を歩いています。今日は「読みもの」だ! そんな気持ちでした。
ですから絵本のコーナーはひとまず素通り… …と思ったのですが、おや、新刊でしょうか、平積みにされた「ある絵本」が目にとまりました。ロングセラー絵本にかこまれていますが、男の子はその本のことがとっても気になります。なぜか前見返しが開いたままです。そしてそこには大きな黒い穴が。
あれ、なんだろうこの絵本。男の子はたまらずその本を手にとってみました。と、その瞬間!
「わー!」
その絵本はとつぜん「ぐいーん」と大きく広がって、なんと男の子を飲みこんでしまいました。た、たいへん! いったい男の子はどこへいってしまったのでしょうか……。
これまでに700冊を越える本の表紙を描いてきたイラストレーター影山徹による本づくりの冒険ものがたりです。
内容説明
いったいこのほんどうなってるの?と、よみおわってもまたよみなおしたくなるえほん。ほんづくりこうじょうファンタジー。「あれ…なんだろう」えほんうりばからはじまる、このほんができるまでのふしぎなぼうけん。
著者等紹介
かげやまとおる[カゲヤマトオル]
影山徹。1958年青森県生まれ。印刷会社勤務後、東京デザイナー学院卒業。デザイン事務所を経て83年よりフリーのイラストレーター。書籍の装画を中心に活動、700点以上を手がける。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。