出版社内容情報
ことりさんがとんでいます。ちょっととんで、ちょっとやすんで、きのみをたべたら…またちょっととんで、すこしずつ進んでいきます。でも、そこにとつぜん大きな海があらわれて……!
ぼく、ちいさいから あまり ながくは とべないし
すぐ おなかが すくし
どうしよう……!?
ここは ひとつ かんがえなくちゃ……
と、ことりさんは考えはじめますが……。
自分のタイミングは自分で決めていい、子どもたちを応援するような絵本です。
内容説明
まよったら、かんがえて、きめて、そういうこと!3歳から。
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
1945年、東京生まれ。工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は400冊近くあり、多くの絵本が世界各国で翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
194
五味 太郎、3作目です。カラフルで可愛らしい絵本ですが、幅広く考えることで、子供達の視野が広がります🐤🐦🐥 https://www.kaiseisha.co.jp/books/97840335028092023/01/18
yomineko@ヴィタリにゃん
58
読み友様からのご紹介本です📚まだ小さい鳥は、飛んでは休みの繰り返しで頑張っていた。でも大きくなったら大きな海も渡れるようになるね😊2024/07/15
花ママ
57
小さなことりが、ちょっと休んできのみ食べたら、またちょっと飛んで遠くを目指すけれど、そううまく事は運びません。ことりは想像を膨らませながら考え、そして自分で決断します。五味さんらしい細やかな色使い、シンプルでコミカルな絵の中に、何とも言えない温かさを感じます。五味さん大好きです。#NetGalley JP2023/01/20
k sato
37
鳥さんは猪さんと性格が反対です(;´Д`)飛んでは木の上で休んで実をパクパク。これを繰り返したらどこへでも飛んでいけそうな気になる鳥さん。でも大海原を目前に唖然としてしまいます。飛んでは休んで考える・・・。渡り鳥のなかには、陸路ではなく海路をゆく野鳥もいます。海上を何千キロも休まず飛ぶために、渡りの前に脂肪を蓄え準備をすることが分かっています。渡りの目的は生命維持のための食糧です。ですから、渡り鳥は猪突猛進というより熟慮断行を選び生きながらえるのです。人生に疲れた時に読みたい本です。酉年の私も熟慮断行派。2024/02/14
ヒラP@ehon.gohon
35
五味太郎敵発想法です。 自分自身のできることと、やりたいことを考えたときに、どうすればいいのかを鳥さんは考えています。 でも、まさか戻ってしまうとは。 でも、子どもウケ期待値たっぷりの絵本です。 描かれている鳥の他にも楽しさを見つけられます。2023/03/12