出版社内容情報
ダーラナは旅のとちゅう、浜辺にたどりつきました。
「ダーラナ ダーラナ わたしたちを あつめてごらん」
「たきびをして あたたまっていきなさい」
ささやき声にみちびかれ、ダーラナは枝をあつめて火をつけようとしますが、マッチがなかなか見つかりません。すると、夕日の最後のひとかけがはじけて、枝のこやまに飛び込みました。ちいさな火は、だんだんと大きくなって、ダーラナをあたためます。
やがて、夜も深くなってきました。火を見つめるダーラナがおもいだしたのは……。
旅のとちゅうでふと出会う、魔法のような時間。
おもわずじっとみつめてしまう、焚き火の絵本です。
内容説明
「ダーラナ ダーラナ こんばんは」ひはりっぱなたきびになりました。旅のとちゅうでふと出会う、魔法のような時間。5歳から。
著者等紹介
nakaban[NAKABAN]
1974年広島県生まれ。旅と記憶を主題とし、絵の中を旅するように風景を描く。絵画を中心に、絵本、アニメーションなどを制作。音楽家のトウヤマタケオと「ランテルナムジカ」を結成し、音楽と幻燈で全国を旅している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
28
〝<ダーラナ>は、海を見ながら、長い道を歩いています。浜辺にたどり着きました。波は囁きます「ダーラナ、ダーラナ、波打ち際にきてごらん」 …砂浜におりると、波がひとつ砕けました。沈む夕日の囁きます「ダーラナ、ダーラナ、すこし休んで...焚火をして、暖まっていきなさい」囁き声に導かれ、ダーラナは枝をあつめて火をつけようとしますが、マッチが見つかりません。すると、夕日の最後のひとかけらが弾けて、枝の小山に飛び込みました。小さかった火は、だんだんと大きくなって、ダーラナを暖めます。…夜も深くなり、火を見つめる↓2026/06/03
ツキノ
26
【独特の色使いな絵×幻想的な話】2021年11月発行。著者のnakaban(ナカバン)は「旅と記憶を主題とし、絵の中を旅するように風景を描く」という。その通りだと思う魅力的な絵本。【1】2022/01/02
anne@灯れ松明の火
24
新着棚で。リア友さんご紹介で、手に取った。表紙は、夜なので黒い背景に暗めの絵だが、本文は思いがけずカラフルだった。ダーラナという子はひとりで旅しているらしい。背景的なことは一切語られず、ある夜の不思議な出来事だけが描かれる。ダーラナは、旅の途中、浜辺で、不思議な声に導かれ、枝を集め、焚火をしようとするが……。焚火の美しさ、迫力に引き込まれる全く根拠はないのだが、「ダーラナ」という名前に仏教的なのものを感じたが検索すると、北欧の県の名前だった。でも、私は、この本にアジアの香りを感じた。版画風の返しも素敵。2021/12/26
小崎アキ【知る人ぞ知る本棚】
17
波の音、焚き火の揺れ、ダーラナとして架空の海辺で一夜を過ごす感覚。気づいたら絵本の世界にどっぷりはまっていた。ヨガに似ている、と思った。頭が空っぽになって、体がゆっくりほどけていく感じ。その日のコンディションによるけれど、リラクゼーション効果はかなりある。忙しい日の夜に、また開きたい一冊だった。│詳細解説→https://aki-o1984.hateblo.jp/entry/2026/05/02/1200002026/05/02
spatz
15
太陽のかけらが・・・いいなあこれ。 斬新なようででも結構身近に感じられる。燃える光、てかなり非日常ではないだろうか。火は人類に大きな進歩をもたらした恵みでもあり、使い方によっては危険で武器にもなる。事故を防ぐための進化した調理器具が普及している。火が出ないので安全。暖房も都会の暖房は燃える火を見ないだろうと思う。火は原始の力で、とても心に響く、特別な力を持ったものです。魔法のような力を持っています。大事すればとても優しい、我々の味方です。そんなことを思わせてくれる本でした。 #NetGalleyJP 2021/10/24




