出版社内容情報
みなさん、あっとおどろくショーにようこそ。
カンガルーのおなかから顔を出しているのはだれ?
へびのしっぽはどこいった?
スピードは出ないけど、どこまでも行けるタクシーってどんなの?
鏡に映っているのは自分? それとも……?
見開きごとに、ちょっと奇妙な組み合わせや、立場が逆転したものが登場。
「ありえない!」と思うことも、見方を変えてみると、もしかするとありえなくもないかも……?
固定観念を打ちやぶる、エリック・カールさんの「ありえない!」絵本を、
詩人アーサー・ビナードさんが訳しました。
内容説明
「ありえない」と思ったあなた、いますぐひらいてごらん!対象:幼児から。
著者等紹介
カール,エリック[カール,エリック] [Carle,Eric]
1929~。絵本作家。おもな作品に、『はらぺこあおむし』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
322
エリック・カール作。アーサー・ビナード訳。タイトル通りに「ありえない」状況を描いたもの。例えばイヌに「おまえを かいつづけるのは むりだから」と言いわたされて、のらニンゲンになってしまったとか、どれもそんなお話。この本の生命は、なんといってもビビッドで大胆な構図と色づかいにある。いたってシンプルな絵なのに、例えばカンガルーの表情なんかも意外な微細さ。 イヌの真剣な顔つきとニンゲンの寂しそうな頼りなさ。逆転の構図が示す面白い世界を堪能できる。この絵とページごとに展開する瞬間芸とは子どもたちにもうけそうだ。2023/08/03
starbro
203
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールの新作絵本を読みました。ありえないシチュエーションをユーモラスにカラフルで素敵なイラストで描く楽しい大判絵本です。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/97840334856072021/03/29
☆よいこ
82
絵本。アーサービナードさん本人による読み聞かせ(最高!)で読了。エリックカール最後の作品。日本語に訳する時、原文とたいぶ(印象が)変わるのではないかと編集が心配して問い合わせをされたらしいのですが、エリックさんは「その国の言葉に合うように訳してもらえればいい」とオールオッケーだったとのこと。エリックさんは12歳までアメリカで生まれ育ちその後ヒットラー政権のドイツで教育を受け、戦後それまでの常識が覆された経験がある。だからこそ「ありえない」見たものが見かけだけでない、疑うことをしろと考えたのではないだろうか2023/10/08
yomineko@猫と共に生きる
63
読み友様からのご紹介本です📚全部有り得ない!!!けど点々としましま模様のチーターと虎は可愛い🐯🐯🐯汽車の煙のモクモクが🐑羊🐑だったら環境破壊もないですよね😊2023/08/08
たまきら
44
読み友さんの感想を読んで。文章面白い!と思ったらアーサー・ビナードさんでした。ナンセンス&ほら度は自分忖度ですが「あたまにかきのき」を超えるものがないです。2023/10/14