うみの１００かいだてのいえ

いわい としお【著】

偕成社（2014/07発売）

• サイズ A4判／ページ数 32p／高さ 22X31cm
• 商品コード 9784033322001
• NDC分類 E
• Cコード C8793

出版社内容情報

こんどは海へ！水のなかのふしぎないえへ、いち、にの、さん！でとびこもう！縦に開いて大迫力の「100かいだてのいえ」シリーズ第３弾！

内容説明

ふねのうえからうみにおちてしまったにんぎょうのテンちゃん。ぼうしやかばん、ふく、かみのけまでみんなどこかにいってしまい…テンちゃんはふしぎなおわのなかにすいこまれていきました。３歳から。

著者等紹介

いわいとしお［イワイトシオ］
岩井俊雄。１９６２年生まれ。絵本作家／メディアアーティスト。１９８５年、筑波大学芸術専門学群在学中に第１７回現代日本美術展大賞を最年少で受賞。その後、国内外の多くの美術展に、観客が参加できるインタラクティブな作品を発表し、注目を集める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やすらぎ]

大きな船から落ちてしまった人形が、海の中を深く深く潜っていく物語。一度すべてを手放してしまったけれど、いろんな出会いをするたびに、素敵な姿に変わっていく。10階まではラッコの世界、貝殻のライトやベットがあったりと夢ふくらむ。20階まではイルカの世界、落としたものを見つけたり、物々交換したりして、深くなっていくほど、タコやカニなどの部屋へと続いていく。おしゃれできらびやかでかわいくて、ヒトデの部屋がお気に入り。ワクワクドキドキしながら、隅々まで細やかな描写がされていて、何度眺めても心躍る宝石箱のような絵本。

2025/02/23

[mariya926]

図書館の中国語の絵本置き場にあったので借りてきました。ちなみに中国語は読めませんが、絵本なので楽しめました。このシリーズは似ているようで毎回ちゃんと設定が違うので好感が持てます。今回はお人形が海に落ちてしまい、水流でお洋服やカツラやアクセサリーが取れてしまうのでそれを探すの旅に出ますが、何気に他のものと交換しているのが面白いですね。何が変わったかを探しながら読めます。カツラなんて赤ちゃんラッコをあやすベットになっていましたし(笑)そして最後はやっぱり一気に海の外に！！人形の持ち主の女の子はビックリだろうな

2018/02/16

[momogaga]

【オトナこそ絵本】100かいだてのいえシリーズ完読。今回はこれまでとパターンがちょっと違う。だけど最後はやっぱりハッピーエンド。本当に海のなかは綺麗だったな。

2015/10/25

[Hideto-S@仮想書店 月舟書房]

『100かいだてのいえ』シリーズの三作目。舞台は海の底、主人公は人形の〈テンちゃん〉。女の子は大切にしているテンちゃんを海に落としてしまいました。ふしぎなあわの中に吸い込まれていくうちに、洋服やアクセサリーがどこかに行ってしまいます。海の底の100かいだての家にたどり着き、持ち物を探し始めます。ところが、海の生き物たちはテンちゃんの持ち物が気に入ってしまい、物々交換をすることに♪　ラッコ、ヒトデ、タコ、タツノオトシゴ、ウツボ、クラゲ……。下におりるにつれて変身していくテンちゃんの様子が面白いです。

2015/04/19

[しゅわ]

【図書館】縦に開いて読む大迫力の「100かいだてのいえ」シリーズ第3弾です。今回は海に落ちてしまった人形のテンちゃんが、なくなってしまった洋服やアクセサリー ｅｔｃを探しながら下の階へゆく…という趣向。いつものように指で階をたどりながら部屋の様子や住人たちと交流するだけでなく、一緒に帽子や上着を探すのも楽しかったです。　100階にたどりついた時、家の真相に気づいたチビは大喜びでした♪

2014/08/10