内容説明
日本から米国に向かういずれかの旅客機に不審者が乗り込み危険行為を行う可能性が高いという情報を得た警視庁は、警備部特務班の2名のスカイマーシャルを14時羽田発ニューヨーク行きの<さくら212便>に搭乗させた。だが離陸から1時間半後、一般客には知られていないクルーバンクで遺体が発見される。いったい何者が、どうやって? 高度1マンメートルの現場で、どこからも援助のない中、スカイマーシャルの孤独な闘いが始まる――。飛行中の機内でテロを排除する特務警察の現実を描く圧巻の警察サスペンス、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
49
緊迫した航空機という究極の密室内を舞台に、スカイマーシャルの任務を描いた警察サスペンス。テロリスト制圧、殺人事件の犯人捜し、という最高難易度のミッションを思索と躍動で戦い抜く孤高の戦士、スカイマーシャルの活躍が見られる一冊。見えない敵がいつ仕掛けてくるかわからない…という切迫する危機感の中で仲間を失い孤独に追い詰められた警視庁警備部特務班・兼清涼真。不審者情報がある羽田発ニューヨーク行き「さくら212便」に搭乗した彼は怪しい言動のある乗客数名を捉える。運命のフライトの緊張感がリアルで映画を観た感覚になる。2026/01/25
まゆこ
4
★★★☆☆2024/02/26
YH
3
なんとなく、最近、飛行機物を眼にする機会が多いような。でも、緊迫感が堪らなくて、犯人やその動機も気になっていた。乗務員の休憩場所とか機械類のある床下とか、飛行機の構造にちょっとワクワクしたし、面白かった。まあ、ちょっと犯行の動機は腑に落ちないけど。2026/05/24
かえなつ
2
航空機内のテロに対峙するスカイマーシャルの兼清が主人公のお話。どの乗客が敵なのか一瞬の判断と行動力がひしひしと伝わってくる。ハードボイルドな要素もありつつスカイマーシャルという任務の深さを味わえる一冊でした。2025/10/13
orat
2
テロリストによる航空機ハイジャックなどに対処するため拳銃を所持し身分を隠し警乗する警察官(スカイマーシャル)。米国行き旅客機への危険人物の搭乗情報を得て、テロ対処部隊特務班のスカイマーシャル兼清涼真は上司の矢島と羽田発NY便に警乗する。離陸後に矢島の死体が発見され、そして相次ぐ殺人。飛行機という密室、乗客乗務員は200名以上、殺人犯、危険人物は何人で誰なのか兼清涼真の孤独な闘いが始まる。そして追い詰められる兼清、緊張感あり手に汗を握る展開で、人間ドラマもあり航空会社の内部事情も知れて、とても面白かった。2024/03/15




