内容説明
かぜをひいてしまったけんた。おかあさんがかってきてくれたふしぎなかぜぐすりをのむと、あれれ。けんたのからだはみるみるうちにちいさくなって、いつのまにか、ばいきんのがっこうにまよいこんでいたんです!「ぼく、ばいきんみたいにちいさくなっちゃった!」がっこうにはかぜのばいきんたちがうじゃうじゃいて、けんたをみつけると、みんなとびだしてきたから、たいへん!けんたはばいきんたちをやっつけて、もとのすがたにもどれるのかしら?おもしろくってどきどきするお話に、めいろやなぞなぞがはいったユニークな絵本。3歳から。
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京都に生まれる。多摩美術大学卒業。絵本・童話を執筆するかたわら、コミックの原作、舞台の脚本を書いている。純心女子大学客員教授。『あらしのよるに』(講談社)で1995年、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞受賞、1998年、齊田喬戯曲賞受賞
田中四郎[タナカシロウ]
1950年滋賀県生まれ。サラリーマンを経てデザイン関係の仕事に従事。その間、フェーマススクールズでの絵本講座を受講して絵本の世界に魅せられ、以後フリーのイラストレーターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
27
楽しく風邪菌と遊べる絵本です。オタマさん楽しそうでした。しかし…きむらゆういちさんって、本当にいろいろな本を書かれているんですねえ!2019/06/06
遠い日
10
迷路あり、クイズあり、探し絵ありの楽しいしかけ絵本。風邪ひきのけんたの体の中で暴れる風邪の菌との戦いをユーモラスに描く。引いてしまったからには治さねばならない。子どもたちには、その苦しい時間が少しでも、ラクなものになりますように。2015/08/24
こゆ
7
小2が学校図書室で借りてきた本。かわいいもの好きの子ども、表紙のジャケ借りだそう。風邪をひいた子が「自分で治す薬」を飲むと小さくなり、自分でばい菌と対峙する話。これを読んでも体の仕組みがわかる訳でもなく、かといってファンタジー路線にも振り切れておらず、母的にはいまひとつ。迷路やイエスノークイズなどのゲームを含み、子どもが楽しめそうな仕掛けにはなっている。2021/09/30
ひまわり
4
楽しく風邪予防についてお勉強。子どもたちが好きな本です。2016/12/06
くろばーちゃん
3
風邪をひいた子どもの話。しかけ絵本で、迷路にもなっていておもしろいが、鼻水、咳、頭痛、熱の菌って…。古いのかも知れないが子供だましのような気がした。今の時代、こうしたテーマの絵本は科学的検証がなされている絵本を手渡したい。出版年の古い物は要注意。2022/10/10