ゴナンとかいぶつ―モンゴルの昔話より

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  • サイズ B4判/ページ数 27p/高さ 25X27cm
  • 商品コード 9784033285801
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

むかし、モンゴルの草原にゴナンという男の子がすんでいました。ゴナンはまだちいさいのにとほうもないちからもちでした。あるとき、おそろしいかいぶつマンガスがゴナンの村をおそって、牛や羊をうばっていったのです。「ぼくがマンガスをやっつけにいく!」ゴナンは白い馬にのって、でかけていきました…モンゴルの子どもたちによく知られているちいさな英雄ゴナンの物語をモンゴル人作家と画家が初めて絵本にしました。4・5歳から。

著者等紹介

ガンバートル,イチンノロブ[ガンバートル,イチンノロブ] [Ganbaatar,Ichinnorov]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2004年第14回野間国際絵本原画コンクールで奨励賞を受賞。大学時代の同級生でもある妻のボロルマーと共同で絵本の創作をしている。2008年に来日し、文教大学で絵本の創作と研究を行い、個展なども開催

ボロルマー,バーサンスレン[ボロルマー,バーサンスレン] [Bolormaa,Baasansuren]
モンゴル文化芸術大学美術学部を卒業。モンゴルの児童書や教科書等多数挿絵を描く。200年『モンゴルの黒い髪』(石風社)が第10回国民文化祭上陽町絵本大会でグランプリを、2005年に『ぼくのうちはゲル』(石風社)が野間国際絵本原画コンクールでグランプリを受賞。日本、モンゴル、カナダで出版された。2008年より日本に留学し、卒業制作した絵本『お月さまにいるのはだあれ?』(文教大学出版事業部)を刊行。卒業後も夫であるガンバートルとともに創作活動を続けている

津田紀子[ツダノリコ]
早稲田大学卒業後、モンゴルでモンゴル語と児童文学を学ぶ。ウランバートル大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

36
読み聞かせ(193)かいぶつ退治というのが、やっぱりうける。マンガスが、なかなかやっつけられないところも、気に入ったらしい。食い付きがよかった。2014/11/11

たまきら

32
モンゴルの怪物が妙に懐かしい感じの絵なのは、やっぱりどこかでアジア共通のものがあるからなのかもしれないなあ…。だだっぴろいモンゴルの雰囲気が伝わってくる絵本です。2020/04/16

Shoko

23
図書館本。読み聞かせ。モンゴルに伝わる昔話絵本。イチンノロブ・ガンバートルさんとバーサンスレン・ボロルマーさんコンビの絵本4冊目。赤い湖、骨の山はおどろおどろしく、勇敢で力強いゴナンとかいぶつの決闘シーン(最後は意外と呆気なかったけれど)には手に汗握りました。怯むことなくかいぶつに立ち向かってゆく勇気、モンゴル相撲での力強さ、遊牧民の理想像とするゴナンの姿はこれからも語り継がれることでしょう。2021/09/10

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
モンゴルのおはなし。桃太郎と似たお話です。日本では桃太郎の話をみんなが知っているように、モンゴルでは英雄ゴナンの話がよく知られているそうです。白い馬が出てきますが、スーホの白い馬でも白い馬はモンゴルでは特別な馬なんですね。2020/01/07

遠い日

17
モンゴルの昔話。イチンノロブ・ガンバートルさんとバーサンスレン・ボロルマーさんのコンビによる作品。相変わらず絵がいい。雄大な自然のもと、マンガスという怪物と雄々しく戦うゴナン。ただただ村の人々の役に立ちたいという純粋な気持ちが勝つ。マンガスの最期が意表を突くもので、おもしろい。力持ちの男の子の話はどの国でも、好んで語られるようで、そこも興味深い。2015/05/19

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