出版社内容情報
だいどころのすみで、すっかりふるくなったやさいたち。つきよのばんに、ぞろりぞろりとでかけます。さて、どこにいくのでしょう?
内容説明
だいどころのかたすみですっかりふるくなったやさいたち。つきよのばんに、ぞろりぞろりとでかけます。さて、どこにいくのでしょう?4歳から。
著者等紹介
ひろかわさえこ[ヒロカワサエコ]
1953年、北海道小樽市にうまれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
家の片隅で忘れられて腐ってしまった野菜たち。「ここにいても すてられるだけだ」と怒ってみんな目を覚まし、めぐまれないやさいのあつまりへ。人間たちへの一揆を計画するも、みみずおしょうが優しく諭す。あぁ…ここに描かれる野菜たちの姿、身につまされる思いです…。彼らにこんな想いをさせてしまったこと、あります…。ごめんね。食育として子どもへの読み聞かせはもちろんですが、大人も絶対胸に刺さります!!2019/10/12
くぅ
38
これは…食べ物を、野菜を粗末にする人に対する戒めにもなってますね。腐らず再生することもできるんだぞ!っていうふうに希望の話でもあるとは思うけれど。息子がもう少しものをわかるようになったらまた読むのもいいかも。2018/01/23
たまきら
28
おやおやおやさい系だと思い込んでいたら、なんということでしょう!物悲しいお話です。けれども誰も責めず、前向きに来世を語る和尚様にじ~ん。う~む仏教に帰依する野菜たちのうつくしさよ…。でも、かぼちゃの後ろ姿に笑ってしまった母子でしたとさ。最後のページもいいんだな~。2018/01/18
anne@灯れ松明の火
27
遠い方の新着棚で。ひろかわさんが大好きなので、気になっていた。タイトルの「ぞろりぞろり」も妙に気になる。読んでみたら、私がやってしまっていることがテーマで、ごめんなさ~いと謝りたくなった^^; 芽が出たジャガイモ、しなしなになったキュウリなど、美味しく食べてほしかったのに、ダメにした人間を恨んで、怒りの集会を行う野菜たち。一体、どうなる? 子どもも面白がるかもしれないが、大人が読んで、反省する絵本かも?(苦笑) ひろかわさんも、多分、やってしまったことがあるんだろうな。反省から生まれたお話かな?^^; 2018/06/02
ふじ
26
新刊。好きだ、このノリ。ぞろりぞろりとやってくるは、食べられず傷んでしまった野菜たち。あるある(笑)読んでるこっちもごめんね~という気分。ためにもなるし、歌もあるし、心にもグッとくる。さいごはめでたしめでたし。気に入った。これ買おうかなぁ。【追記】息子にも好評。日本語が昔話っぽくて、読み上げるにも良し。2017/10/27