ちくま新書<br> 倫理学原論―直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい

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ちくま新書
倫理学原論―直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076090
  • NDC分類 150
  • Cコード C0212

出版社内容情報

直感的な善悪の方が哲学的倫理学より正しいのではないか。倫理学を根底から問い直し、学問としての倫理学が真に目指すべきものと倫理学的観点の面白さを伝える。

内容説明

本書は、倫理学を学びたい人、社会の多様な出来事に倫理的問題を見出だそうとする人に向けて、倫理的諸問題と倫理学の関係を斜めに解き明かし、倫理学の全体像を描き出す。まず倫理・倫理学とは何かを整理し、倫理学という学問の日本における受容史を解説。さらに、倫理学のもつ根本問題―倫理の実践はどうあるべきか、真の善を目的とした行動に人々を駆り立ててよいのか―を根源から考察。学問としての倫理学が真に目指すべきものと、倫理学的観点の面白さとを伝える。

目次

第1章 倫理とは何か(倫理と善;倫理規定;応用倫理;倫理と道徳;倫理的なもの)
第2章 倫理学の歴史(西欧の倫理学;わが国の倫理学;学問について;倫理学の今日)
第3章 倫理学の根本問題(倫理学は政治なのか?;倫理学は何もできないのか?;倫理学は嘘つきなのか?;倫理学は手段を正当化するのか?;倫理学は善なのか?)
第4章 身体の倫理学の基礎づけ(体調と倫理;身体;言説としての倫理;意識の受動性;能動性の経験;思考と身体;習慣;倫理的思考)

著者等紹介

船木亨[フナキトオル]
1952年東京都生まれ。東京大学博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)博士課程修了。専修大学名誉教授。専攻はフランス現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

60
そもそも新書の一冊として気軽に手にしたのが間違いの基であった。倫理学原論と謳っているからには、倫理学とは何かが記されているかと思ったのだが、兎に角硬質な文章で、読み通すのが難しい。著者の脳内ではこんな文章が渦巻いているのだろう。けれども、不思議な書物でもある。どの頁を開いても、著者の考えている倫理的な観点や意義の面白さが文章として展開されていて、時にビアスの『悪魔の辞典』のような記述にも出会う。曰く、「徳とは、社会や組織のあり方を決定する特別な立場のひとがいることが前提となったうえで、前近代では支配身分、2024/03/20

oooともろー

8
宗教、政治、経済、法律から独立した純粋倫理とはどういうものか?日常生活の直感から。身体論的な倫理。善と悪が変転するのが常。新書にしては少々難解だった。 2024/05/29

ケー

7
タイトルだけ見ると入門書のような雰囲気だけれど、必ずしも入門書とは言えなくて、船木倫理学を一冊書けて語り尽くすといった雰囲気。船木さんの本は初めて読んだけれど、船木さん、倫理学研究者というよりは正に倫理学者だなと思った。身体に注目した倫理論はとても新鮮だった。2024/04/07

zunzun

5
かなり問題のある本である。まず、『月報司法書士』という司法書士向けに倫理学を解説するために寄稿された論文が基になっていることを前提にして読まなければならない。新書にするために加筆訂正されたものが今回の書である。倫理学を学んでいない人向けに書かれたためか著名な思想家の名前などは散見されるものの、大部分が、著者である船木氏による思弁で構成されている。学問的な記述なのではなく、一種の随筆、もしくは哲学的な倫理学であるといってよい。倫理学を学ぼうと思って購入した人は呆気にとられるだろう内容である。2024/03/09

sk

4
政治経済などに汚染されない純粋倫理の探求。2024/03/27

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