出版社内容情報
ふと見あげた空にみつけた、まんまるいお月さま。町でくらす人たちに、山や海のいきものたちに、やさしい光がふりそそぐ夜。
荒井良二[アライリョウジ]
内容説明
きみのまちははれてるかな?静かな山あいや、にぎやかな都会で。川のほとりや、海べの町で。朝をむかえた子どもたちがあたらしい1日のために窓をあけます。なにげない日々のくりかえしの中にある、たしかな希望、生きることのよろこび。うれしい夜の絵本。3歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
182
図書館本。息苦しく視野が狭くなりがちなこの頃だけど、お月さまはいつもと変わらず世界中を平等に照らしてくれている。寝る前に読み、ふぅ~っとため息をつき、穏やかな気持ちになった一冊でした。赤ちゃんの目が印象的。たまには空を見上げてみよう。2020/04/19
KAZOO
136
この絵本作家の荒井良二さんは「ラジオ深夜便」ではなしを聴いて読んでみる気になりました。さまざまな内外の賞を受賞されているので気になっていました。私にとっては非常に好みの絵で色使いもいいのですが、この本の対象となる子供にとっては印象的にはかなり難しい感じがするのではないでしょうか?読み手のお母さんがかなり解説をしてあげないと、という気がしました。2018/03/23
hnzwd
94
油絵を思わせる不思議な絵に、全てのページに共通する浮かぶ満月。『きょうは そらに まるいつき』。絵柄がリズムを産む素敵な絵本でした。セリフが無いページでも、"きょうは、、"って頭に浮かぶのが凄い。『みんなのよるに それぞれのよるに ごほうびのようなおつきさま』。ごほうびなー。しばらくは満月みる満足度が上がりそうです。2017/04/22
gtn
93
女の子はバレエの練習を頑張ったから、クマは兄弟で仲良く遊んだから、赤ちゃんには未来があるから、月はみんなに見えるところに現れ、励ましてくれる。2020/11/14
Natsuki
93
素敵な絵に見惚れます(*´∇`*)個人的なイメージでは、少しひんやりと冴え渡る秋の夜空に浮かぶまんまるおつきさま。おつきさまの見守り感がまたいいです。包み込むような優しい光。街の灯りと一緒に描かれる絵も良いですが、何より好きな一枚は、シンプルな夜空とおつきさまの絵♪2016/11/13