出版社内容情報
ものみな寝しずまった夜、耳をすますと小さな、やすらぎにも似た静かな音がきこえてきます。文字が「り」だけのユニークな絵本。 2才から
内容説明
これは音の絵本です。文字の絵本です。そしてお話が見えてくる絵本です。作者本人のある夜のことです。絵本作りの仕事を終え明日の仕事の打ちあわせを終えて、ひとり、ほっとくつろいでいると、どこからか、音が聞こえてきます。気をつけないと耳にとまらない小さな音、かすかな音。さそわれて外にでてみるとねしずまった夜の町のあちこちからやはり、音が聞こえてきます。足を止め耳すまし、又歩き足を止めてすっかり心に安堵が満ちると作者はベッドにかえりゆったりと横たわるのです。ふかぶかと眠りにつくのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじ
15
五味さん音絵本シリーズ。ん?『り』ってなんだ??ひとつはわかったけど…(黒電話)息子も乗り物ページでは「『り』じゃないでしょー!」とのこと。なんだろう…2017/10/18
志
14
表紙裏に書かれた五味さんの話を読まないと訳がわからなかったです。子どもたちは純粋に楽しめるのでしょうか?2015/11/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
音の絵本シリーズ「り」。「り・り・り・り・り」だけでおはなしが見えてくる。音や文字を楽しみながら、自分でおはなしを作っていくのは楽しいですね。2022/07/29
退院した雨巫女。
10
《図書館-常設》私なら、りりりりりりって、音が気になってたまらない。2014/10/22
遠い日
10
大好きな本。表紙見返しの五味さん自身のことばに頼りがちになるけれど、人も登場せず(厳密には「目」として登場しているのだが)風景や光景だけで進む、夜の時間。安息の闇が心地よい。2013/05/06