だれがわたしたちをわかってくれるの

トーマス・ベリイマン/タミコ・ビヤネール

偕成社（1979/01発売）

• サイズ A4判／ページ数 73p／高さ 29cm
• 商品コード 9784030060302
• NDC分類 K369

出版社内容情報

心身障害児の姉妹のひたむきに生きる姿をカメラに収め、真の福祉と人間性を鋭く問う。　　　小学校中学年から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ochatomo]

スウェーデンのエルサ＝ベスコフ賞を受賞した写真絵本　著者のデビュー作3部の1冊で、体を自由に動かすことができず意志を伝えることも難しい6歳と7歳の姉妹の日常や訓練の様子を半年かけて撮影　笑顔が多いが、題名によって深く考えさせられる　原題“Vem förstår oss”　元本1977年　1979刊

2021/07/16

[itokake]

スウェーデンに暮らす7歳のアンナカーリンと、6歳のオーサ姉妹は心身障害児。写真と文で2人の成長と日常を紹介。日本では1979年出版、スウェーデンでは1977年。スウェーデンでは無料の福祉タクシーがあり、機能訓練に子供1人で通える。理学療法士など専門家がかかわり、彼女たちは少しずつ成長する。英語版タイトルは「We laugh, we love, we cry」そして、英語版には独自のQ&Aが付いている。「どうして精神遅滞が起きるの？」への回答の一部に、「母親が妊娠中にアルコールやコカインを摂取」とあった。

2021/12/26