出版社内容情報
イギリスで活躍した二人の作家、ポターとグレアムのファンタジーの世界と生涯を、比較してたどる評伝。 一般向
目次
ビアトリクス・ポター(幼年時代;暗号の日記;絵画と動植物への興味;『ピーター・ラビットのおはなし』のはじまり;絵本作家ポスターの誕生;ポター・ランドの成立;婚約者ノーマン・ウォーンの死;〈魔法の13年〉の終わり;その晩年)
ケニス・グレアム(『黄金時代』と『夢みる日々』―グレアムの幼年時代;社会に出たグレアム;作家としての出発;『異教徒のことば』の意味;『黄金時代』と『夢みる日々』;二重の視点のもたらした効果;『黄金時代』と『夢みる日々』にたいする他の作家たちの影響;「子どもについての書き手」としてのグレアムの限界;結婚から生涯の終わりまで;『たのしい川べ』のはじまり;『たのしい川べ』;アルカディアとしての川べ;なぜ擬人化が必要だったか;擬人化の諸相;登場人物としての動物たち;グレアムの擬人化の方法とその特徴;『たのしい川べ』の評価;動物ファンタジー成立の条件)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
2
「ピーター・ラビット」のビアトリクス・ポターと、『たのしい川べ』のケニス・グレアムの評伝。 2人の人生をたどることで、作品世界に迫ろうとしており、伝記であるとともに児童文学研究でもある。 家庭環境が2人の人生観に及ぼした影響、ヴィクトリア時代の抑圧的な社会状勢、出版社や批評との関係などから分析されていく。 書きぶりはかなり辛辣というか、2人の育ちや日記など隠された部分にまで踏み込み、つっこんだ話をしている。「ピーター・ラビット」などにファンタジックなイメージを持っているひとはショックを受けるかも。2021/12/05
ピコ
2
図書館。2014/01/14
Be A
1
感動した2025/02/12
-
- 和書
- あかちゃんのゆりかご