出版社内容情報
今のりにのっている落語家・春風亭一之輔が、落語のイントロ「まくら」を噺(はな)すようにつづったエッセイ集の最新版。桂宮治が「笑点」の一員に抜擢された際の気持ちを赤裸々に書いた「新メンバー」、コロナ禍で頻発した落語界の代演について考察した「代役」他、抱腹絶倒の時事ネタエッセイを多数収録。「週刊朝日」連載の単行本化第3弾。
内容説明
コロナはなかなか収まらず、休演、代演が続くなか、ついに自身も感染。そんな怒涛の日々、ひたすら綴った「まくら=時事ネタ」エッセー110本を収録。
目次
第1章 落語のまくら
第2章 時事のまくら
第3章 五輪とスポーツのまくら
第4章 風物詩のまくら
第5章 芸能界のまくら
第6章 日常生活のまくら
著者等紹介
春風亭一之輔[シュンプウテイイチノスケ]
1978年、千葉県生まれ。落語家。日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。2012年、二十一人抜きの抜擢で真打昇進。2010年、NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞を受賞。2012年、2013年に二年連続して国立演芸場花形演芸大賞の大賞を受賞。寄席を中心にテレビ、ラジオなどでも活躍。現在も、年間九百席の高座をこなしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紗世
22
連載しているコラムをまとめた本。少しずつ読めて忙しい毎日の息抜きになりました。コロナ禍の話も自分が陽性になった話も、実際大変だっただろうけど明るく面白く書かれていて、さすが転んではタダでは起きない的な?笑いました。宮治さんが笑点メンバーになった話も有りましたが、まさか今、自分がメンバーになるとは思わなかっただろうなぁ。2023/04/17
千穂
18
週刊朝日に連載されていた。電車の中で読んでいたら思わずふいてしまった。尿酸値を下げる薬が、暴飲暴食出来る魔法の薬ってのが、職業柄ツボにはまってしまった。シリーズでこの前に2冊出ているそうなので、そちらも読むことにします。2024/04/21
やまねっと
14
週刊朝日で連載中のコラムを纏めたもの。第三弾。一之輔は落語ファンを馬鹿にするきらいがあるのでそういうところが好きだったり嫌いだったりするのだが。芸人なりの意思の弱さがとてもよく表現されている連載だと思う。個人的に全編「パンダ」で推す話と同級生の名前が出てこない「再会」という話が好きだ。 第三弾で三弾まで全部読んでいる私は相当な落語ファン、いや一之輔ファンである。CDも何枚か持っているし。 一之輔を知ったのはいつだろうか?一度生で見たが、腰を抜かすほど面白かった。本で興味を持ったら一度生で見るのをお勧めする2023/09/28
YONDA
10
さすが一之輔師匠、楽しく読ませていただきました。あとがきは前回同様長男に書いてほしかったな~(^◇^)2023/09/13
ずぅ
10
今1番チケットが取れないと言われる人気落語家。ゆる〜〜〜いコラム。一編3分くらいで読めるから、昼休みとかにサクッと読みやすい。この人ジェイソンステイサムにちょっと似てない?!スキンヘッドなだけ?!見た目も推しなんだけど、強面な割に書いてること可愛いのもまたギャップ。2023/05/30
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