出版社内容情報
――著者・佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)から――
信仰の核心には何があるのか?
池田大作という人物・思想・行動を知らずに、
創価学会を理解することはできない。
「筆者は創価学会員でも公明党員でもない。
日本基督教団(日本におけるプロテスタントの最大教派)の教会員だ。
信仰を持つキリスト教徒である筆者は、日本で生まれ、急速に発展し、
世界宗教としての基盤を構築した創価学会の内在的論理を知り、
読者に紹介したいと考えている。
そのためには、創価学会員が持つ価値観、すなわち何に喜び、何に怒り、
何に悲しみ、何を望み、どう生きていこうとするかを等身大で?みたいと思っている。
その際に重要なのは、対象である創価学会に対する敬意だ。
読者によっては、それを偏見ととらえるかもしれない。それはそれで構わない。
あえて言えば、筆者は、自らの価値観(創価学会を嫌う人から見れば偏見)が、
わかる形でこの本を書き進めている」
内容説明
内在的論理から人と思想に迫る。AEA好評連載待望の書籍化。
目次
序章 創価学会の内在的論理とは何か
第1章 幼少時代の思い出、戦争に塗り込められた青年時代
第2章 運命の師との出会い
第3章 香峯子夫人との出会い、第3代会長就任へ
第4章 創価学会と公明党―「政教分離」のあり方をめぐって
第5章 夕張炭鉱労働組合問題の思想的意味
第6章 大阪事件における権力との闘い
第7章 創られたスキャンダル―「言論・出版問題」の真相
第8章 宗門との訣別―日蓮正宗宗門というくびき
終章 世界宗教への道を進む
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。同志社大学神学部卒業。同大学院神学研究科修了。85年、外務省入省。在ソ連・在ロシア日本大使館勤務。北方領土交渉などで活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。09年、最高裁上告棄却。13年、執行猶予期間を満了し刑の言い渡しが効力を失う。同志社大学神学部客員教授。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞)、『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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