エネルギー問題のマーケティング的解決

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023311725
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

 東日本大震災を経験した日本にとってエネルギー問題は最重要課題になった。天然ガスや風力、太陽光発電など代替エネルギーの可能性、課題とは何か。コトラーが提唱する「マーケティング3.0」の中心的な概念「社会価値」から考察する。

内容説明

東日本大震災を経験した日本にとってエネルギー問題は最重要課題の一つになった。エネルギー問題に対してマーケティングで何ができ、どのような情報を発信できるだろうか。エネルギーという切り口は、組織にとってどのような「差別化要因」となり、組織にどのような「競争優位性」をもたらすことができるのだろうか。また、多様なエネルギー源は人々にどのような「社会的価値」をもたらし、社会を幸福にするのだろうか。コトラーが提唱する「マーケティング3.0」の中心的な概念「社会的価値」から考察する。

目次

エネルギー問題へのマーケティング・アプローチ
第1部 マーケティングの進化とエネルギー問題(マーケティングにおける社会的価値;社会的課題としてのエネルギー;新たな電力体制の可能性)
第2部 差別化の源泉としてのエネルギー(流通システムに求められるCO2削減;環境対応がもたらす競争優位性;クリーンエネルギーによる地域のブランド化)
第3部 エネルギーによる社会的価値の創出(汚泥から生み出されるクリーンなエネルギー;水素エネルギーを利用した新生活;海外に学ぶ社会的価値共有のマーケティング)

著者等紹介

恩藏直人[オンゾウナオト]
早稲田大学商学学術院教授。神奈川県秦野市に生まれる。早稲田大学商学部を卒業後、同大学大学院商学研究科に進学。早稲田大学商学部専任講師、同助教授を経て、1996年より教授。専門はマーケティング戦略

芳賀康浩[ハガヤスヒロ]
青山学院大学経営学部教授。愛知県豊橋市に生まれる。早稲田大学政治経済学部を卒業後、早稲田大学大学院商学研究科に進学。豊橋創造大学専任講師、関東学院大学助教授、青山学院大学准教授を経て、2010年より現職。専門はマーケティング

安藤和代[アンドウカズヨ]
千葉商科大学サービス創造学部准教授。兵庫県神戸市に生まれる。立教大学文学部を卒業後、株式会社ワールド勤務を経て、早稲田大学大学院商学研究科に進学。早稲田大学商学学術院助手、千葉商科大学専任講師を経て、2012年より現職。専門はマーケティング、および消費者行動研究

外川拓[トガワタク]
千葉商科大学商経学部専任講師。神奈川県藤沢市に生まれる。東海大学政治経済学部を卒業後、早稲田大学大学院商学研究科に進学。早稲田大学商学学術院助手を経て、2013年より現職。専門はマーケティング、および消費者行動研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naohiko Oikawa

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ともすれば狭くなりがちな「エネルギー問題」に対する視野を、マーケティングの諸概念と照応させながら、課題の構造を明らかにし、解決の取り組みを紹介することにより、広げてくれる本。 特に、環境問題の本質を「共有地の悲劇」(適正頭数を超えた共有地で牛を増やすほど損なのに、牛飼いが「どうせ他の人もやるから」(無力感)や「自分一人くらいは」(ただ乗り)で協調行動を怠る)に見出し、その解決のために、「社会的価値の共有」の手段(態度・行動意図の形成)とヴィジョン(「マーケティング3.0」的な発想)に求める部分は興味深い。2013/03/17

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