扶桑社新書
アメリカから“自由”が消える

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594061647
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0295

出版社内容情報

突然逮捕される! 言いたいことが言えない! まるで警察国家のようなことが、〈自由の国〉で頻繁におきている。『ルポ 貧困大国アメリカ』の著者が明かすその驚愕の実態。

内容説明

飛行機に乗れない!突然逮捕される!言いたいことが言えない…これが「自由の国」で頻繁に起きている!『ルポ・貧困大国アメリカ』の著者が明かすアメリカ社会驚愕の実態。

目次

クリスマス・テロと拡大する警備・搭乗拒否リスト
乗客を裸にする「ミリ波スキャナー」
「過度なセキュリティ・チェックは単なるショーだ」
欧州諸国も次々に「ミリ波スキャナー」を導入
増え続ける監視カメラ
拙速に通過した「愛国者法」
安全保障への脅威から戦争へ
拷問のアウトソーシング
オバマ大統領の拷問禁止宣言
拷問には社会全体を沈黙させる効果がある
「特別軍事法廷法」
市民団体や学生、集会やデモが標的になる
教会や団体職員、学校がターゲットに
ナショナル・セキュリティ・レターズ(令状不要の召喚状)
科学者、大学教授が口を封じられる
子供たちもテロ容疑者に
逮捕されるジャーナリストたち
ネット世界が狙われる
政府の広報担当と化したジャーナリストたち
メディアのスクープに「諜報活動取締法」は適用されるか?
政府に雇われた偽軍事評論家たちとメディアの責任
政権交代後も続くEメール、ファクス。電話の盗聴
「政府の政策に反対する者がいたら通報してください」
「戦争VS平和」という図ではもうない
“言論の自由”を取り戻そうとする人々
「落ちこぼれゼロ法」と「リアルID法」に対する反対決議
ネット業界や書店による抗議運動
「抵抗の原動力は建国者たちの精神です」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

13
2001年9月11日。ニューヨークで起こったテロによって、アメリカは大きく変わった。「テロとの戦い」というキーワードがばら撒かれ、「愛国者法」が成立。国民への監視・盗聴されるようになった。飛行機への搭乗拒否、突然の逮捕など、「自由の国」と謳われたはずのアメリカの現実を書く。2015/11/13

可兒

7
出版が2010年かと思うといささか今更感がただようが、中身は2000年代に聞いた話とほぼ等しいので本当らしい。なんでもアメリカの後追いをすることで悪名高い日本でもここまでは無理だろう。逆に、ここまできて未だに自由の国アメリカを信じて戦っている人々もいると知る2013/07/18

6
扇動的な内容。しかし、事実は事実。やはり、アメリカの人の中にも恐怖心を抱いている人がいるんだなあ。2013/07/04

ophiuchi

6
ブッシュが編み出した魔法の言葉、対テロ戦争(War on Terror)によってアメリカは半恒久的な戦時国家になり、国民は露骨な監視や言論統制下に置かれた。オバマもそれを引き継ぎ、むしろ強化している。恐ろしいことに「消える」ではなく「消えた」の方が近い。2012/03/24

boya

5
ツツミカのぶっちゃけアメリカ安全保障。「テロとの戦い」にかこつけたアメリカ政府の後ろ暗い一面を、ツツミカくさず動物農場している。ビッグブラザーはいつもおまえを見ているぞ!2013/02/28

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