出版社内容情報
宇宙論や核エネルギーの基礎知識なのに、とかく難解と思われがちな量子力学の基礎が、図表やイラストとともに、すらすらわかる。量子力学がどのように生まれ発展したかを解説し、さらに、宇宙の始まりを解くヒッグス粒子や超対称性理論など最近の量子力学のビッグニュースも丁寧に説明。
内容説明
ヒッグス粒子やニュートリノ、対称性の破れ、ダークマターなど…、宇宙や物質のはじまりに迫る注目の量子力学。そんなミクロの世界を「見える化」し、常識を超えた現象を実感させる。
目次
第1章 量子論への長い道のり(古代人が考えた宇宙と物質;物質は何からできているのか;光は粒かそれとも波か;ミクロの世界の不思議;土星型原子模型の誕生)
第2章 天才たちが築いた量子力学(原子の構造を探究する;原子の奇妙な性質;量子力学の成立;アインシュタインと量子力学;場の量子論)
第3章 「統一理論」へのあくなき挑戦(新発見をもたらした実験物理学;素粒子の精緻な構造;異なる事象の統一的理解を目指して;「ゲージ対称性の自発的破れ」とは;現代物理学の課題)
第4章 「標準理論」を超えて(量子宇宙をかいま見る;大統一理論から超対称性理論へ;素粒子の本当の姿;宇宙を充たす未知の粒子;謎解きは続く)
著者等紹介
広瀬立成[ヒロセタチシゲ]
1938年、愛知県生まれ。1967年、東京工業大学大学院博士課程修了。東京大学原子核研究所、ハイデルベルク大学を経て、東京都立大学教授、早稲田大学理工学総合研究センター教授等を歴任。専門は高エネルギー物理学。理学博士。東京都立大学(現首都大学東京)名誉教授。高エネルギー加速器研究機構での実験、アメリカ・ブルックヘブン国立研究所、欧州原子核研究機構との国際共同研究を推進し、多くの成果をあげる。NPO法人「町田発ゼロ・ウエイストの会」理事長を務め、ゴミ問題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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