出版社内容情報
【目次】
内容説明
SNSのアプリを開くと自動的に流れてくる他人の投稿やニュース。その画面(フィード)でのルールが、現代の民主主義にどんな影響を与えているのか?気鋭の社会学者がデータを読み解き、未来を展望する。
目次
理論編(SNS時代の世論の考え方;メディアの効果;若者のメディア利用)
事例編(2024年に何か起きたのか―日本とヨーロッパにおけるネットメディアと選挙の関係;2025年参議院選挙及び2026年衆議院選挙)
ガバナンス編(SNSのガバナンスはどうあるべきか;ファクトの価値)
著者等紹介
谷原つかさ[タニハラツカサ]
1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。国際大学GLOCOM客員研究員。東京大学経済学部卒業後、中央官庁勤務を経て、2022年慶應義塾大学大学院より博士号(社会学)を取得。計算社会科学会大会優秀賞、社会情報学会論文奨励賞など、学会賞の受賞多数。メディア等にも多数寄稿・出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
SNSによって形成される情報空間で今何が起こっているのか。思い込みや偏見を排した定量的なデータ分析から見えてくるSNSと世論の実態を検証する1冊。通説をデータで疑い、2024年以降YouTube型政治が議席に効き始め、2025年参院選の同時接続は動画上のスターと重なっていたと指摘。効果の純粋な数値化は難しく、反対意見を見せると逆に硬化する、多様接触は万能策ではないといった慎重な分析があって、透明性を上げて利用者が情報環境を選べるようにすることと、議論の土台を一次ファクトに戻す重要性をどう実現するかですね。2026/09/24
月をみるもの
13
手に取ったきっかけが、こんな感じのちょっと扇情的なツイート( https://x.com/himanaanya/status/2091231829814837739?s=20 ) だったので、ひょっとするとヤバめの本かも、、、とか危惧していたが、まったくそんなことはなく、むしろめっちゃ真っ当な社会科学の王道とも言える内容だった。もう若者はテレビ見ない人のほうが多くて、老人が見てるだけなんだな。 https://www.asahi.com/articles/ASV6J2H3PV6JUCVL010M.html2026/08/28
武井 康則
10
ソーシャルメディア、SNSが世論にどれほど影響を与えるかを科学的に検証しようとしたもの。結果的に検証できなかったというのが結論。まずメディアの歴史として文字を批判したのがプラトンで活版印刷、本、ラジオ、テレビとニューメディアが出るたび、それらは人を堕落させると言われる。そして今のSNSについての検証で、純粋に影響を数値化しようとしても他の事象が排除できないこと。フィルターバブルの実験で、反する意見を見てもらうとかえって反発が強くなることもある。つまり人は自分が好きなものしか見ないのではないかということ。2026/09/20
pppともろー
5
SNSと選挙。ネット空間における民主主義のあり方。多様な意見にふれることは大切だが、それだけでは逆効果になることも。2026/09/13
hatman
2
メディアは技術革新が起こるたび(文字→活版→ラジオ→ネット)に昔から批判の対象になってきた。では、今のSNSは?ショート動画ばかり見ているとアホになると指摘されているが、3分以上の番組が6割を超え、テレビより各政党の公約もみらられる。事実か判断でき、分からない場合はネガティブリテラシーを発動して受けながす力があれば、メディアとして活用できる。ただSNS上では薪(知名度)と着火剤(コンテンツ)がないと布教活動は難しい。人は100%の事実チェックは不可能だが事実に説得される(物語ではなく)。2026/09/30




