朝日新書<br> 西洋近代の罪―自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

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朝日新書
西洋近代の罪―自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

  • 大澤 真幸【著】
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  • 朝日新聞出版(2025/04発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953131
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

終わりが見えないウクライナ戦争にガザ戦争。トランプ大統領の再選で、自由・平等を基盤とする民主主義がゆらいでいる。ヨーロッパにおける右派勢力の躍進から、選挙のたびに民主主義に亀裂が入っているように見える。社会の現状を的確に分析し、普遍的な価値の意義と日本の取るべき道を問い直す、実践社会学講義。

内容説明

プーチンとトランプはたまたま同時代に共存しているのではない。彼らの同時代性には理由がある。「ウクライナ(ヨーロッパ)vsロシア」の対立において、トランプは―外交政策的にではなく精神的に―プーチンの側にいる(本書より)。資本主義と民主主義の関係、「戦後」をひきずる日本社会の特殊性、そして西洋が生んだ普遍的価値の行方―。今、起きている現象の本当の意味を分析し、日本のあるべき姿を問う、実践・社会学講義第二弾。

目次

第1部 離婚の危機を迎えている民主主義と資本主義(民主主義の幸せな結婚;離婚しようとする資本主義;自由―資本主義の魅力の中心;離婚の決心がつかない民主主義の運命)
第2部 西洋近代の罪と向き合うとき(市民的抵抗が極端に少ない例外的な国;どうすれば日本は「戦後」を清算できるのか;ガザ戦争と普遍的な価値;西洋近代の自己否定?)

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年長野県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。2007年『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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原玉幸子

19
大澤が見田宗介の弟子だったことは初めて知りました。月刊誌連載の評論を纏めた本なので長々と語られている印象ですが、要は、私の感性や信条にも似て、「ロシアプーチン、イスラエルネタニアフ、そして米国トランプが嫌い」。違う2つの共和党支持者が存在しているとの指摘に成程と思っても、著者のトランプ批判はもう少し冷静に語れないかというものでしたし、矢張り「米国人って本当に○〇」と思いました。さぁ、日本の政治家、もっと語れ。でも世の中って、こんなにストレス多かったっけ?(◎2025年・夏)2025/07/13

ta_chanko

13
現代は民主主義の危機の時代。資本主義との幸せな結婚生活が機能しなくなり、離婚の危機を迎えている。かわって、民主主義のパートナーになりかけているのは権威主義。中国・ロシアだけでなく、これを支持するグローバルサウスの国々、さらには欧米諸国の中にも保守主義や排外主義を支持する極右政党が勢力を伸ばしている。植民地や途上国から搾取しつつ、国内での豊かさや自由と平等を享受してきた西欧近代の欺瞞が、ここへきて噴出してきている。2025/07/10

訪問者

5
日本でデモ等の市民的抵抗が諸外国に比べて少ない理由を小川哲の『君のクイズ』から、戦後の日本人が戦前や戦中をどう総括するのかという問題を宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』から解き明かす部分は、流石に大澤真幸らしい論議で読み応えがある。2025/07/08

oooともろー

4
民主主義と資本主義の蜜月時代の終焉。民主主義が健全なものとして生き残るためには?現代の読み解くヒント。2025/06/21

ことぶき あきら

2
学生時代に氏の「不可能性の時代」を読んでからのファンです。本書は個々の出来事について時事的な評論をしつつ、第一部では近代民主主義と資本主義はもはや両立できないということ、第二部では非西洋世界であり太平洋戦争に敗北した日本こそ、人権をはじめとする西洋近代の普遍的な価値をより厳格に受容し、それにコミットするのにふさわしいく、そうすることによってのみ日本人としても戦後(戦争)を清算、克服できることを明らかにしています。2025/06/04

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