朝日新書<br> 詭弁と論破―対立を生みだす仕組みを哲学する

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朝日新書
詭弁と論破―対立を生みだす仕組みを哲学する

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953100
  • NDC分類 116
  • Cコード C0230

出版社内容情報

ある問題について対話や議論をするにしても、前提や土台を共有できない、軽く受け流し冷笑・嘲笑する、傾向が強まっている。特にSNSやネット上で幅を利かせる「論破」。人はなぜ言葉を交わすのか──人間と対話の本質的な関係を哲学の視点から解き明かす。

内容説明

「それってあなたの感想ですよね?」詭弁や論破は何を壊し、何を脅かすのか。論破芸、エビデンス至上主義、ポスト・トゥルース…時として明らかなウソやデタラメに、なぜ現代社会は翻弄されてしまうのか。その脅威に対して、どのように抵抗すべきなのか。ソーシャルメディアによって、対立が先鋭化・過激化するなか、論破がもたらす詭弁の“落とし穴”を考察するとともに、コミュニケーションの深層、持続可能な議論のあり方を模索する。

目次

第一章 「論破王」の時代
第二章 エビデンス至上主義
第三章 ポスト・トゥルースの時代
第四章 集団分極化するソーシャルメディア
第五章 言語化コンプレックスの時代
第六章 議論の構造転換
第七章 社交とは何か

著者等紹介

戸谷洋志[トヤヒロシ]
1988年東京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専門は哲学、倫理学。法政大学文学部哲学科を卒業し、2019年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。ハンス・ヨナスの研究で学位取得。2015年「人類の存続への責任と『神の似姿』」で涙骨賞奨励賞受賞。同年「原子力をめぐる哲学」で暁烏敏賞を受賞。2021年『原子力の哲学』でエネルギーフォーラム賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
論破力より大切なもの 詭弁の氾濫 怪物化の危険 深淵の覗き込み ニーチェ警告 論破 第三者への印象操作 プログラマー倫理 支配欲快感 エビデンス至上主義の脆さ 意味の検証可能性テーゼ批判 言葉の意味 使用ルール依存 ポスト・トゥルース時代到来 事実より信じたい情報選択 SNS フィルターバブル現象 集団分極化 情報遮断 強化 切り抜き動画 文脈無視暴力 民主主義劣化 情報過多 分断 啓蒙 理性の公的利用 市民的公共性の崩壊危機 社交 対立非現実化の力 社会化の遊戯形式 社交 社交から交わりへの発展可能性2025/04/27

Shinya Fukuda

0
第一章ではひろゆきの論破について述べられている。ひろゆきは相手を説得しようとせずジャッジする第三者を見ている点が指摘される。第二章ではひろゆきが論拠とするエビデンスについて述べられる。これは論理実証主義と類似しており既に力を失った理論であると著者はいう。第三章ではポスト・トゥルースについて述べられ、第四章もこれの延長。第五章では言語化能力について述べられる。この辺りから詭弁に翻弄される社会の解明が行われる。第六章ではハーバーマスの引用。最終章で議論の信頼を回復するためには社交が必要であることが主張される。2025/04/26

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